新型感染症が流行してしまい、昨年(令和2年)は芦ノ湖での釣りが非常に制限されていました。
今年(令和3年)のシーズンはニジマスがすくすくと成長していると思います。
そこで大物狙いの仕掛けと装備が役に立ちます。
芦ノ湖の基本情報、大物を釣る際のエサ釣り仕掛け、持っていって便利だった道具4選をまとめました。
この記事さえ見れば芦ノ湖で大物のニジマスを狙うことが可能となります。
芦ノ湖の基本情報
非常事態宣言が出されたり、外出自粛が宣言されている場合は
駐車場が閉鎖されていることがあるので、事前に調べておいてください。
県外外出自粛の時に駐車場が閉鎖されていた場所が結構あります。
遊漁権について
遊漁権の販売は継続して、いろいろな場所で販売しています。
公式のページで全ての販売所が確認可能です。
価格は1日1,500円→1,800円に値上げです。
買わなくても釣りは出来ますが、係りの人が見回りに来ます。
見廻時に所持をしていないと現地販売で購入することになります。
現地販売は3,000円→4,000円に値上げです。
早朝の場合遊漁権を取り扱っているお店はほぼ閉店しています。
私がいつも購入しているのはコンビニかフィッシュパスです。
オンラインで購入可能なフィッシュパスも活用してみてください。
遊漁権の取り扱いがあるコンビニ
箱根にはいろいろなコンビニがありますが遊漁権を取り扱っているコンビニは限定的です。
この2つのコンビニは公式サイトにも記載されています、
1:セブン・イレブン元箱根店
2:ローソン箱根仙石高原店
この2つのコンビニは24時間営業なので早めに現地入りして仮眠をする場合も買い物ができるので便利です。
東京方面からの場合はセブン・イレブン元箱根店の方が便利かなと思います。
ローソン箱根仙石高原店はエヴァンゲリオンというアニメのコラボショップになっています。
エヴァファンの友人はこちらで買い物をしているようです。
エヴァ観光がてら行ってみたいという人はローソンがお勧めです。
フィッシュパスの購入方法
購入手順は簡単。
フィッシュパスの公式サイトから下記の手順でOK
今すぐ買う→神奈川県 芦ノ湖漁協→全魚種 日券(1,800円)これでOKです。
贔屓にしているお店があればお店も指定できますが、通常は漁協でいいとおもいます。
夜釣り禁止
芦ノ湖では夜釣りは禁止されています。
た・だ・し!
芦ノ湖を基準とした日の出と日没時間で開始時刻と終了時刻が変化します。
●開始時間=日の出1時間前
●終了時間=日没1時間後
2023年度版の全日程が記載されている資料がありますので、
詳しくはこちらを参考にしてください。
エサ釣り解禁日
エサ釣りの解禁日は4月1日AM4:30から解禁となります。
3月中はエサ釣り禁止期間なのでズルはしないようにしましょう。
GWまではいつ行っても悪天候ではない限り普通に釣れます。
大物仕掛けについて
芦ノ湖は火山系の岩石が多数沈んでいるので、ルアー以外はPEラインは避けた方が良いです。
スリリングな釣りを楽しみたい人はハリスを細く。
確実に釣りたい人はハリスを太くすると良いです。
大物を狙う場合
道糸:ナイロン3号〜4号
ハリス:ナイロン3号〜4号
長さ:矢引~1ヒロ
チヌ針:4号
しもり玉:1号
遊動中通式片天秤:10号~12号(12cm前後)
重り:20号
70cm級のニジマスはかなりパワフルで、口が鋭くなっているので細いハリスだと基本的に切れます。
燻製サイズのお手頃な大きさを狙う場合はそれで良いのですが、
大物狙いならチャンスは逃さないようにしたいです。
ハリスの太さが気になる場合、フロロカーボンでも問題ないです。
ナイロンで十分釣果があるので、そこまでこだわってはいません。
基本的な仕掛け
道糸:ナイロン3号
ハリス:2号〜3号
チヌ針:4号
しもり玉:1号
遊動中通式片天秤:8号〜10号(10cm前後)
重り:15号
これで基本的にほとんどのニジマスを釣ることが可能です。
おすすめな竿
満水状態の芦ノ湖は砂浜が極端に小さいです。
そのため竿は長すぎず弱すぎずが基本です。
普段使用している竿はダイワ リバティクラブ ショートスイング 20号-300です。
60cm級もこちらの竿で釣り上げました。
こちらの竿は3種類あります。
強風時に20号の錘を使うことも考慮すると15号ー25号くらい使えるこの竿だと思います。
こちらの竿で十分狙えます。
おすすめリール
リールも高額なものは必要ありません。
シマノ セドナ C3000HGで十分釣果が得られます。
ラインはナイロンの3号か大物狙いは4号がおすすめです。
大きいリールに太い系を巻いてもいいんですが、遠投するわけではないので
キッチリ魚を寄せる能力があれば問題ないと考えています。
60cm以上になると結構ファイトするので、根ズレにも気を使いながら釣らないといけないのでナイロン4号です。
餌について
餌は特別気を使う必要はありません。
大きなワカサギを生き餌にできれば、大物が釣れる確率が上がります。
しかし4月はワカサギあまり釣れないので、ブドウ虫で問題ありません。
すじこをほぐしたイクラでも良いです。
できたら皮が硬い方が餌持ちが良いです。
高いのでブドウ虫で十分という経験則です。
豆知識
ニジマスは浮いた卵を口に咥えて巣に戻す習性があります。
これを逆手に取って、カレイ用のエッグボールを使うとアピール力が上がります。
フェルトっぽい丸いボールだけだと浮力が足らない場合があるので、しもり玉をつけて餌を浮かせます。
餌が着底しているのと浮いているのとでは釣果に差が出るので、必ず浮かせた方が良いです。
種類は色々あるので、お好みで良いと思います。
私は赤と黄色を使用しています。
狙える時間帯
朝マズメと夕マズメどちらかで狙います。
魚のごはん時によく釣れるイメージです。
大物サイズの場合
薄暗いとハリスも見えにくくなるので、警戒心が和らぐということもあります。
思いっきり見えてるハリスには基本食いつかない感じです。
芦ノ湖は夕方風が強くなる傾向があるので、朝マズメのほうが釣りやすいです。
普通サイズの場合
餌と仕掛けさえ適正ならいつでも釣れています。
本数としては朝マズメが一番で昼頃に一番釣れなくなります。
風が強いと藻に絡むことが増えるので、時間より風との闘いになります。
あると便利な道具4選
私が実際持っていって便利だった道具を4つ紹介します。
あってよかった順にしました。
1:お湯を沸かす道具
4月の芦ノ湖は寒さとの戦いになることもあります。
静かな芦ノ湖湖畔で温かい飲み物が飲める!これだけではっきり言って至福です。
画像はEsbit(エスビット)アウトドアポケットストーブ・ミリタリーですが、
固形燃料は燃やし切らないといけないのと、ちょっと使い勝手が悪いので今は別のものを使用しています。
ジェットボイルシリーズのMicroMo(マイクロモ)が用途に一番あっていました。
ちょっとお高いですが、これ1つでお湯だけでなく調理も可能です。
釣りだけでなく、キャンプや登山、スキーにも利用できるので万能選手です。
お湯を沸かしてカップラーメンを食べてよし!
コーンポタージュをあたためてよし!
ジェットボイル料理を作ってよし!
寒いところで温かいものを作ることが出来る!これだけで色々な人に感謝されますよ。
*そんな物必要ないと言う人ほど恩恵にあやかっています!
あわせて購入すると役立つもの
釣りキャンプの時にはよくお世話になるクッキングレシピの本です。
意外と色々な料理ができるんだなと感心します。
読むだけで作りたくなります。
接待フィッシングでは大好評でした。
2:膝上まであるラジアルブーツ
一般的にに長靴は膝下までですが、波が立つとたまに水没することがあります。
膝上まであるこのブーツは一度履くと便利だと感じます。
友人は無駄な出費を抑えて長靴にした結果、芦ノ湖の洗礼を受けて浸水していました。
あと一歩行ければ岩に乗れる。
ここからなら沖に投げやすい、だけどちょっとだけ深い。
そんなジレンマを解消するナイスなアイテムです。
風で波がたっても膝で浸水帽子用の紐で口を補足できるので濡れにくいです。
長靴で泣きをみた友人に貸したら、帰り道で同じものを購入しました。
私は便利すぎたので2つ目を追加購入しました。
あわせて購入するといいもの
このブーツを履いていれば水濡れの心配はかなり減ります。
しかし4月の芦ノ湖の水温は結構低いです。
ずっと水の中に立っていると足先が冷え切ってきます。
そこで雪国用のボアインソールを入れておくとかなり快適になります。
ゴツゴツした岩を踏んでもあまり痛くないので、クッション性があがるので快適になります。
冷えやすい人は特にオススメです。
3:楽器用キャリー
私が今使っているキャリーは楽器運びにも使えます。
何故楽器用?それは重いものも運べて車輪が大口径だからです。
芦ノ湖は砂利や悪路が多いため防波堤用のキャリーだと全然進めません。
楽器用で耐荷重量が約68kgなので魚を入れてたクーラーボックスも楽に運べますし、荷運びで大変な思いをしません。
1度使ったらやめられません。
*バンジーコードよりもバイク用の荷締めベルトの方がいいかもしれません。今度試してきてみます。
車輪も折り畳めてコンパクトになるので、釣りだけでなく買い物で重量物を買う時も役に立ちます。
4:ランディングネット
高い防波堤でもないのに何故?と思うと思いますが、意外と便利でした。
大物狙いなら青物用が良いと思います。
現在使用しているのはベルモント(Belmont) アルミオーバルフレームL-600 MRです。
自分の背中より大きいタモせおっています。
側から見たらバカに思えますが、60cm級だと結構役に立ちます。
あわせて購入するといいもの
網がとにかくでっかいので折り畳めないとかなり不便です。
いちいち組み立てるのが面倒な人はフレックスアームがあるとかなりコンパクトになります。
導入して6年目ですが全く問題なく使用できています。
ランディングポールには賛否両論ありますが、私は1つしか持っていないのでこちらを使用しています。
ダイワ(DAIWA) 玉の柄 ランディングポール 2 500を使用していますが、高めの防波堤でも釣りをすることがある為です。
岩の上からなら3M前後あれば十分です。
大物が釣れた時、岩の上からシューッと伸ばしてタモ入れするのは快感ですよ。
*大物は浜に寄せる時岩に潜ろうとするので、ラインが擦れて切れる可能性もあるので役立ちます。
あわせて読みたい記事
ポイントについてはこちらの記事が参考になります。
芦ノ湖でルアー釣りをする場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
釣りの後のお楽しみ!燻製についてはこちらが参考になります。
まとめ
芦ノ湖には夢と大物が待っています。
絶対に釣り上げられる保証はありませんが、対策方法がわかっているだけで確率はグンと上がります。
最低限のマナーを守りつつ、大自然との対峙を楽しんでください。
あると便利なものは本当に便利なので試す価値ありです。
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