ハンターカブの慣らし運転は大切だから絶対にしてね
慣らし運転って何?面倒くさそう
慣らし運転とは、低速域でエンジンや部品の当たりを調整して行く行為だよ
低速の慣らし運転ってつまらなくない?
バイクの挙動や音を観察したり、特性を学ぶ大切な期間よ
新車だしアクセル全開にして運転したいよ
全開走行すると中内部が鉄粉やゴミで傷つき寿命縮むか壊れるわよ
新車で故障や壊れるのは嫌なので大人しく慣らし運転するよ
ハンターカブを納車してから1000キロの慣らし運転が完了したので経過をまとめてみました。
納車後の走行ルートや起きた出来事を簡単に記載しておきます。
とりあえず長い記事なので、納車後どんな感じで走るのか想像できない人向けの記事です。
バイク屋の助言
納車後の慣らし運転の説明で制限付き走行をするようにと言われました。
その制限ですが、アクセル3割くらいの範囲で加速をするというものでした。
バイク屋に言われたのがアクセル全開は禁止。
アクセル全開!ダメ!絶対!
極力アクセル開けません!慣らしが終わるまで!
下道しか走らないので、急坂に行かない限りアクセルは開けないままで走れます。
この縛りがあっても正しい変速ができていると、制限速度まですんなり加速できます。
ギアをガチャガチャ変速せず丁寧に、回転数も適切な時に変速と言われました。
自動車の免許はマニュアルなので何となく適当にできました。
速度と変速については下記の「ミッションと対応速度」にまとめました。
変速の目安
1速 0〜20キロ以内(発進にしか使用せずなるべくすぐ変速)
2速 20〜40キロ(発進後ある程度の速度になったら変える)
3速 40〜50キロ(街乗りのダラダラとした流れはこっち)
4速 50キロ以上(平坦な道で制限速度まで走れる場合使用)
極力ブーーーン!!!!と吹かさないようにするのがコツです。
輝かしい走り始めに記念の1枚です。
慣らし運転で行った場所
慣らし運転は平坦な道だけでなく、登りや峠道など幅広く走ってみました。
足柄サービスエリア
最初のドライブは下道で行く足柄サービスエリアです。
自宅から程よく遠くて道路がそこまで混まないからです。
ルートは国道246合線だけでほぼ到着してしまいます。
ロータリークラッチに苦戦しつつ制限速度まで加速減速を繰り返していました。
エンジンブレーキがすっごい強いよ!
フットブレーキも初めてなので結構ヒヤヒヤしながらブレーキを使っていました。
たまにブレーキとシフトを間違えることはあれど重大な問題は発生しませんでした。
ブレーキもギアと同じ感じでチョンと触れるだけだから急ブレーキにはならないね
結構3速でエンブレはかなり焦るね
途中の山道もさほど問題なく4速で登っていけました。
走行距離は150キロ位になりました。
プロテクターの買い出し
2りんかんやナップスなどに通い、プロテクターや新しいヘルメットを探したりしていました。
実際に購入したプロテクター上下はこちらです。
JK-128 プロテクトフルメッシュジャケット
夏に向けて涼しいプロテクターを探しており、実際着て走ると風が抜けて涼しいです。
アーマライトジーンズ
サイズと長さに悩みましたが、Lサイズの81cmの方を選びました。
お尻脇についているパッドが少し暑いので、ちょっと対策しようか悩んでいます。
やっぱりプロテクターはツーリングの嗜みよね
大根おろしみたいになるのはイヤー!アスファルトはおろし金だもん!
色々お店を見て回っていたので、回数は多いけどそこまで走ってはいませんでした。
走行距離は250キロ位になりました。
プロテクターをお得に買う方法
プロテクターは季節ものの場合オフシーズンが圧倒的に安いです。
Amazonのブラックフライデーが狙い目です。
2023年のセールだと良いお値段になっていました。
JK-128 プロテクトフルメッシュジャケット は安いものだと-37%OFFの¥9,064でした。
箱根峠に挑戦
必要品が揃ったので少しロングなルート箱根大涌谷で温泉卵を食べるミッションに挑戦しました。
いきなり地味にヘビーな登坂走行となります。
国道1号線ルートで箱根駅伝を彷彿させるルートをひたすら登坂して行きます。
途中宮の下付近までは3速でその後2速と3速を使い分ける感じです。
ユネッサン付近からは少し坂が急になるので2速と3速の間が欲しいと思いつつ、登って行きます。
時間が遅く大涌谷の坂手前で引き返す失態を晒す事になります。
走ってて楽しいからヨシ!ということにしておきました。
小田原で泣きながら外郎買って帰ったのは秘密☆
走行距離350キロ位になりました。
富士山方面へグルメライド
箱根に登ってウキウキしていたところで反対側に富士山が見えてしまい、次は富士を目指しました。
目的は富士吉田付近で食べられる吉田うどんです。
国道246号でウォーミングアップをしつつ、御殿場から富士山を目指しました。
道の駅すばしりを超え籠坂峠手前の激坂で初めて1速を使用して走行してみました。
この辺の激坂では速度が上がりにくく、少しパワー不足を感じました。
大型バイクと違ってトコトコ走るのがカブよ!
リュックしか背負っていなかったのに坂登らない時の絶望感は忘れない!
坂を登り切ってしまえば山中湖までは下なので問題なく走って行き、道の駅富士吉田に到着しました。
道の駅富士吉田 施設紹介
・富士山レーダードーム
・お土産&お食事処
・室内遊園地
・地ビール工場併設レストラン
大規模な道の駅なのでかなり賑わっていました。
道の駅の吉田うどんが意外に評判が良かったので食べてみました。
お出汁が効いていて、吉田うどん特有の硬い麺を堪能できました。
ついでに富士山の形をした富士山コロッケも食べましたがこれは可愛くて良いです。
山頂の雪は粉チーズでした。
お土産で購入した大量の吉田うどん、湧水を抱えて帰宅します。
信頼と安定のナルゲンボトルに入れると水漏れを気にしなくて済みます。
mont-bellで購入できるのもまたイイですね。
帰宅途中に道の駅すばしりにも寄れるので、両方の湧水で水出しコーヒーを作りつつ帰りました。
道の駅 すばしりは静岡系のお土産もおいてありなかなか興味深い場所でした。
富士山ソフトを食べましたが、ペロペロ舐めた後にその謎が解けます。
途中で富士山の風景になっている気がついてしまい地味に感動しました。
実は足湯も無料で入れるのですが、今回はちょっと時間がなかったので諦めました。
この旅で走行距離が500キロ位になりました。
箱根峠再び
天気の良い平日にふらっと走り出してみました。
自分探しの旅に出たようで、気がついたら大涌谷に到着しました。
今度こそ温泉たまごと周辺観光をと思っていました。
しかし過去の噴火の影響で遊歩道は予約制になってしまっていました。
小規模噴火の時にちょっとルールが変更になったみたい
昔は入れたのよ〜とマダム達が話しているのを聞いて引き返したよ
残念ですが温泉たまごをお土産に買いつつ帰路に着きます。
帰宅途中に木が枯れてるエリアがあり写真撮っていました。
火山性の土地ですね〜とか思いながら風景眺めて満足してました。
少し道を進んだ場所に「立ち止まらないでください」の看板を発見して震えたよ
箱根はやはり3速中心で途中で2速という感じで走行するイメージです。
走行距離は600キロ位になりました。
湧水を求めて柿田川へ
箱根を超えた先は静岡ですが、湧水スポットがあります。
富士山の雪解け水が40キロ位先の柿田川で湧き出ています。
このいい感じな公園になってる湧水スポットが柿田川湧水群です。
青が映える綺麗な湧き水スポットよ
この付近には湧水を使ったラーメン屋がちらほらあるので、ラーメンを食べてみました。
新横浜のラーメン博物館だとどんどん味が濃くなるラーメンを食べていたので薄味と感じました。
しかし薄味の中に広がる煮干しや醤油の風味を感じ、本来これが最適な濃さなのかも?と思いました。
柿田川は公園となっており湧水だけでなく、水が湧き出るポイントを見学できます。
太陽の加減でかなり色味が変わるので、薄暗いと気味悪く、陽が入ると綺麗なブルーを楽しめるスポットです。
太陽の動きは手のひらを縦にして指1本15分換算で計算するのよ
唐突に何をと思ったら、光が差すと綺麗なブルーになったよ
湧水をお土産にしつつ豆乳ソフトクリームなどを堪能しました。
豆乳ソフトは食べると大豆の良い香りが鼻から抜ける甘さ控えめのソフトクリームです。
甘すぎず落ち着いた雰囲気で食べられるので、湧水飲みつつ豆乳ソフトを堪能しました。
ここでも湧水を水出しコーヒーにして帰りました。
この日は1日で200キロを走破しました。
走行距離は800キロ位になりました。
1ヶ月点検へ
ここで1ヶ月点検に行きました。
点検では概ね良好で空気が少し減っている程度でした。
柿田川に行く時に左のミラーが緩んでしまいグラグラしてました。
ミラーのネジ閉めてもらいつつ、チェーンの張りを見るや良い運転をしてたと言われました。
ギアをガチャガチャしたり、エンブレ思いっきり使用するとチェーンが伸びてしまうようです。
変速に違和感があったので聞いてみたら、オイル交換で改善されるようなので楽しみです。
バイクに優しい運転手と褒められたわよ
人に優しくマシーンに優しくだね
あと2回くらい遠征(200キロ前後)したらオイル交換みたいです。
河口湖にアイス食べに行く
前回の吉田うどんが好評だったのであっという間に食べ尽くされました。
そこで追加の「うどん」と「ほうとう」を買いに行くミッションを背負いつつ河口湖に走り出しました。
河口湖へは国道246号から富士山を抜けていくルートとバイカーの聖地とされる道志みちのルートで行くことができます。
今回は道志みちルートを走ってみました。
宮ヶ瀬湖側から行きますが、道中白バイに捕まっているステップワゴンを横目に走り出します。
スピードが出やすい道なので程々にしておくと良いです。
どうし道はスピード違反よくやってるから気をつけてね
「ヤエー」は安全な状態でやるんだよ〜
途中「ヤエー」なども楽しみつつ「道の駅どうし」に辿り着きました。
相変わらずバイクがやたらと多いところですが、ライダーどうし色々お話ししている人が多かったです。
私は先を急いでいたのですぐに出発し、どうし道の終点である山中湖を目指しました。
山中湖は南側ルートが結構混むので、北側のルートから2つ目の湖である河口湖を目指します。
河口湖も地味に混むので、河口湖大橋を目指すルートか富士急ハイランドの裏ルートが選べます。
どちらも混んでいることがあるので、渋滞情報には注意が必要です。
途中吉田うどんが食べられるお店があるので、行ってきました。
お店ごとに味が違いますが、私が地味に気に入っているお店はこちらです。
電車が目の前を通るので、珍しいラッピング車両が楽しめる窓際がおすすめスポットです。
デザートに河口湖湖畔にあるラベンダーアイスを食べに行ってみました。
濃厚でほのかにラベンダー香るアイスがたまらない!
昔から変わらぬ美味しさで感動したよ☆
アイスを堪能したあとに、吉田うどんを道の駅で仕入れつつ足湯入って帰宅しました。
足湯は掛け流しではなさそうなのでちょっと汚れが浮いているかな?という感じでした。
ちょうどガラガラの貸切状態だったのでゆっくり入ることが出来ました。
冬なら思いっきり温まると思います。
走行距離は960キロ位になりました。
オイル交換
慣らし運転が終了したので、帰宅後すぐにオイルフィルターとオイル交換へ出かけました。
待ってても暇なので、あれやこれや聞きながらオイル交換の様子を見ていると驚きの光景が。
ドス黒いキラキラ光る油がドバドバ出てくるじゃありませんか。
全開走行するとこの鉄粉やらバリ破片やらで色々なところが傷つくようです。
これが後の故障に繋がって行くらしいです。
オイルは高級品を入れてもよかったのですが、エンジン新しいので今回は下の安いやつです。
オイルとオイルフィルター交換したら、変速がバシバシ決まってびっくりしました。
ドス黒いオイルが全開走行でバイクを駆け巡るところを想像したくないね
あんなに汚れるとは正直思ってなかったよ
新型ハンターカブ(JA65)はオイルフィルターがあるので、フィルター交換も必要になります。
今回のオイル交換はオイルとフィルターを交換しましたが、次回はオイルのみとなるようです。
オイルフィルターは2回に1回交換なので1000キロの次は8000キロか1年が目処になるようです。
慣らし運転の感想
1000キロ走った感想ですが、とりあえず一般道を走るのは楽しいです。
渋滞が面倒だなと感じるくらいですが、真夏はちょっときついと思います。
5%を超える坂からはパワー不足を感じます。
1速でダラダラ登らないといけないのがストレスでした。
総合的に見ると燃費は良く、疲れにくく、楽しいので速度を求めない人にはおすすめです。
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まとめ
慣らし運転はかなり大切だと実感しました。
バイクに慣れるだけでなく、バイクのパーツを擦り合わせる工程だということを実感しました。
1ヶ月で1000キロ走れるバイクだったので、ハンターカブはおすすめできます。
登り坂がちょっと弱点になっているので、登坂メインになる人は注意が必要です。
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