
寒!手が凍る!ブレーキ握れないよ



危ないからグリップヒーター付けたほうがいいかも



グリップヒーターってハンドル温めるやつ?



そうだよ。ハンドルが暖かいのはかなり快適だよ



指先が冷えないのはいいね。一番いいやつを頼む!



ちょっとまって。電圧には注意してね



電圧問題が残ってた。おすすめを教えて



非力なハンターカブでも使える電熱唱品を紹介するね
真冬でもバイクに乗りたい人はたくさんいると思います。
グローブを重ねてもある程度の寒さになってしまうと指先が大変なことになるので、グリップヒーターが欲しいです。
そこで今回はハンターカブで使えるグリップヒーターを比較してみました、
グリップヒーターだけでなくヒーターグローブや加温プレートも合わせて比較します。
寒い冬で手先が大変なことになっている人に向けた手先の温まる記事です。
寒い日が続いて手が思うように動かなくなると感じているなら迷わず手先を温めてください。
グリップヒーターなら「オプミッド グリップヒーター2」がおすすめ。
電熱グローブなら「コミネ デュアルヒートプロテクトエレクトリックグローブ EK-215」です。
電源の取り出しはシガー型「ミニモト ホンダ純正アクセサリーソケット CT125」にしてください。
シガー型にしたら昇圧「コミネ シガーパワーケーブルキット 7.4V EK-208」が使用可能です。
グリップヒーターと電熱グローブ両方使いたい人は、グローブをバッテリー式にしてください。
これらの理由が下に記載してあります。
CT125で使えるグリップヒーター
CT125(ハンターカブ)でグリップヒーターを使う場合一番気をつけたいことが電力問題です。
純正品ですと、グリップヒーターとUSBポートを同時に使用しないよう注意書きがあります。
そこで今回は低電力で極力使えそうなヒーター類を比較してみました。
グリップヒーターの詳細情報
星の数ほどありますが、代表的なグリップヒーターを3つ解説してみます。
ホンダ純正グリップヒーター
- 使用電力: 約30W
- 価格: 約11,000円(税込)
- メリット: 純正品で安心して使用できバッテリー電圧監視システムが内蔵されている。電圧が低下時に自動でオフになり、バッテリーへの負担が少ない。
- デメリット: 価格が高めで取り付けが難しい。アクセサリーソケットと同時装着ができないため、他のUSBを使用している場合は注意が必要。
キジマ GH07
- 使用電力: 約25W
- 価格: 約8,000円
- メリット: コストパフォーマンスが良く、スイッチが内蔵で使いやすい。また汎用性が高く様々なバイクに取り付け可能。
- デメリット: 一部のユーザーから耐久性に不安。長期間の使用において発熱性能が低下する。
オプミッド グリップヒーター2
- 使用電力: 約18W
- 価格: 約9,000円
- メリット:脱着が簡単で、タイプCの電源付き。
- デメリット: 半周タイプのためハンドル全体を温められない。配線が少し増える。
グリップヒーター比較表
ハンターカブ(CT125)で使用できるヒーターグリップについて、いくつかの製品を比較し、使用電力、価格、メリット・デメリットをまとめました。
製品名 | 使用電力 | 価格 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
ホンダ純正グリップヒーター | 約30W | 約15,000円 | ・純正品で安心 ・バッテリー監視システム内蔵 ・握りやすい | ・価格が高め ・取り付けが難しい場合がある |
キジマ GH07 | 約25W | 約8,000円 | ・コストパフォーマンスが良い ・スイッチ内蔵で使いやすい | ・耐久性に不安があるとの声も |
オプミッド グリップヒーター2 | 約18W | 約9,000円 | ・タイプCソケット付き ・取り付けが簡単 | ・半周のみ ・配線が少し増える |
この辺りから自分の使用環境を考えて選ぶと良いです。
CT125の電力問題
CT125の電力事情は少し逼迫しています。
大きな発電機をエンジンに組み込め無かったのが主な原因です。
ハンターカブ(JA65)での電力状況(予想)はこんな感じです。
- 最大: 190W(12Vで約15.8A、2000rpmで達成)
- アイドリング時: 最大の30%程度とした場合57W
- ノーマル状態での電装品の消費電力: 43.1W
- 余剰電力: 57W – 43.1W = 13.9W(約1.16A)
余剰電力が13.9W程度しか無い事が予測できます。
グリップヒーターとUSB電源の消費電力
上の計算から余剰電力が少ない事がわかったと思います。
そこでグリップヒーターの消費電力を再度考えてみます。
- グリップヒーターの消費電力
- ホンダ純正グリップヒーターは、約30W程度
- キジマ GH07は約25W程度。
- 低出力タイプ(例:オプミッド グリップヒーター2)は約18W
- USB電源の消費電力
- スマホ充電用なら5V/2A(10W)×2ポートで最大20W程度。
- 急速充電対応(QC3.0など)は18W~30Wになる場合も。
合計消費電力の例:
- 純正グリップヒーター(30W)+USB×2ポート(20W)=約55W
- 低出力グリップヒーター(18W)+USB(20W)=約38W
純正のグリップヒーターをUSBポートが使用できない理由がここにあります。
走行中はハンターカブの発電量で賄えますが、アイドリングになると電力不足になります。
なので私は安全をとって「オプミッド グリップヒーター2」を選びます。
低電力の電熱製品
フォグライトや色々改造している人は電力的にちょっと厳しいと思います。
無理して使用していると、バッテリー電圧が低下し思わぬトラブルになります。
そこで目をつけたのが電熱グローブとUSBヒーターです。
低電力の製品を使うことで電圧に余力を残す事ができます。
電熱グローブ
電熱グローブは手元が直接温まるので暖かい傾向が多いです。
しかし値段が高かったり、電力消費が多いのでハンターカブにはあまり向いていません。
バッテリー式でないとグリップヒーターと併用は出来ないと思っておいた方が良いです。
RSタイチ 電熱グローブ グローブ RST654
- 使用電力: 7.2V専用バッテリー2個
- 価格: 約20,000円
- メリット:防水で暖かい。スマホのタッチは反応が良い。
- デメリット:ちょっと固め。お値段が少し高い。
コミネ デュアルヒートプロテクトエレクトリックグローブ EK-215
- 使用電力: 7.4V専用バッテリー2個
- 価格: 約15,000円
- メリット:防水で指先まで暖かい。指先と手のひらで2つの電熱ユニットが入っている。
- デメリット:バッテリーの持ちが少し悪い。防水性がちょっと低い。
高価なバッテリーを複数持ちたく無い人はバイクからアクセサリー電源をとる方法もあります。
電熱グローブは通勤や雨の環境が多いなら「RSタイチ 電熱グローブ グローブ RST654」
ツーリングで防水より指先の冷え対策なら「コミネ デュアルヒートプロテクトエレクトリックグローブ EK-215」
使用環境によって選んでください。
USBヒーター
USBヒーターは比較的安くて簡単に取り付けが可能です。
バイクと普段使い兼用も可能ですが、兼用にする場合はインナーグローブに取り付ける必要があります。
意外な落とし穴として、ニクロム線のヒーターパッドはすぐに断線するのでお勧めできません。
実際使った感想
釣りでも使いたかったのでUSB式のヒーターパッドを試しに購入してみました。
しかし私が購入したものは2度目の使用で断線しました。
中を見てみたら案の定ハンダ不良でした。


バイクで使用するにはちょっと耐久性が怪しいのでお勧めできません。
USBヒーターは買い直さず、コミネかタイチの電熱グローブをセールで購入する予定です。
アクセサリー電源は必須
アクセサリー電源から電力を取ってくれば長距離の移動が可能です。
色々なアクセサリー電源がありますが、ハンターカブには電源取り出しハーネスがあるので簡単に取り付けられます。
シガーソケット型の方が夏はUSB、冬は電熱グローブといった使い方ができます。
ミニモト ホンダ純正アクセサリーソケット CT125
純正なので相性はバッチリです。12V3Aまで使用できるので電熱グローブも利用可能です。
グリップヒーターと併用するとバッテリーに負担がかかって、作動不良につながるので併用はしないでください。
アクセサリー電源から直接電源を取らない限りは必要になってくると思って間違いありません。
コミネ シガーパワーケーブルキット 7.4V EK-208
このシガーソケットを利用すると電源供給で電熱グローブを利用可能です。
シガーソケット型は色々付け替えが可能なのでUSBにするより拡張性が上がります。
CT125でのおすすめ



色々ありすぎて結局よくわからないよ



組み合わせが色々あるから仕方ないね



関東の真冬でツーリングがメインで使う予定



私のおすすめはこの2つかな
オプミッド グリップヒーター2


USBとタイプCのモデルがあるけど電圧を機にするならUSBモデルの方が良いです。
電圧が心配な冬場はあまりバッテリーに負荷をかけない方が良いと思うので少し非力な方を推します。
半周タイプなので特に冷える部分に持っていくと効果があります。
5度以下で走行する場面が多いとちょっと辛いと思う性能ですが、春先なら十分です。
コミネ デュアルヒートプロテクトエレクトリックグローブ EK-215


グリップヒーターじゃ寒そうと思う人は電熱グローブの方が良いです。
RSタイチと悩みましたが、バッテリーを使わず有線で使用するならコミネです。
防水性が少し低いですが、コネクターも防水ではないのでお財布に優しい方を選びました。
雨や雪の中でもガンガン走る場合は「RSタイチ 電熱グローブ グローブ RST654」の方が良いです。
使用環境で少し考えてみてください。通勤の場合は頻度が多いのでタイチを推します。
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春秋冬シーズンの服装について知りたい人向けの記事です。


服装以外で改造関連が気になる人向けです。
特に真っ暗なヘッドライトをH4バルブ化するのはお勧めです。


煽られやすいハンターカブですが、保険代わりにドラレコとフォグランプを取り付けました。
フォグは対向車から見つかりやすいので、交差点の右折で突っ込んでくる車が減りました。


ハンターカブの積載問題を解決したいならこちらの記事を見てみてください。


まとめ
寒い日が続いて手が思うように動かなくなると感じているなら迷わず手先を温めてください。
グリップヒーターなら「オプミッド グリップヒーター2」を推します。
電熱グローブなら「コミネ デュアルヒートプロテクトエレクトリックグローブ EK-215」です。
USBを使用するならシガー型「ミニモト ホンダ純正アクセサリーソケット CT125」にしてください。
シガー型にしたら昇圧「コミネ シガーパワーケーブルキット 7.4V EK-208」が使用可能です。
グリップヒーターと電熱グローブ両方使いたい人は、グローブをバッテリー式にしてください。



わーいこれで手元は春だ〜



手先が暖かいってほんと素晴らしいよね



手元も暖かいし走りに行こう!
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