いる姉えっ!ハンターカブがパンクしたの!?



炎天下の中を5キロ押して歩きました



真夏に5キロはつらすぎるよ〜!



しかもバイク屋さんに断られたりして散々でした



同じ目に遭わないように道具と直し方と予防をまとめるよ!
私はCT125ハンターカブに乗っています。
先日走行中にパンクして炎天下の中を5キロ押して歩きました。
そこで思い知ったのがハンターカブのパンクは事前の備えがすべてということです。
結論から言うとハンターカブはチューブタイヤなので、車やスクーターの定番のパンク修理キットが使えません。
- CT125はチューブタイヤ=外から差し込むプラグ式の修理キットは使えない
- 出先の応急は「チューブ対応シーラント+携帯ポンプ」が現実的
- 自分でのチューブ交換はハードルが高い(初心者は新品チューブに穴を開けがち)
- 一番効くのは予防(給油ごとの空気圧チェック+予防剤)と「直せない時の連絡先」の準備
(この記事は私のパンク体験をきっかけに調べた内容のまとめです。各商品の対応サイズ・仕様は購入前にご確認ください)
炎天下5kmの押し歩き


パンクはいきなりやってきました。
何もない大きな川沿いの橋の上で急にリアタイヤがぐにゃぐにゃし出しました。
最初は地震かと思いました。
でも様子がおかしいのはどうも自分だけです。
橋のど真ん中から路肩に寄せて後ろを見たらタイヤがぺちゃんこになっていました。
見ればでっかいピンがぶすっと刺さっています。
パンクしたことは理解できました。
問題はどうやって走れるようにするかです。
この日の気温は35度。
ここから受難が始まりました。
実際に起きたこと(時系列)
- 近くのバイク屋に持ち込んだらまさかの「修理できない」。お店の人いわくホンダは売上ノルマが厳しくて好きじゃないとのこと(真偽は不明ですがそういうお店もあるようです)
- 気にしても仕方ないので次を探す。JAFを呼ぶか引き取りをお願いするか悩みつつ、まずバイクを置ける場所を探して彷徨う
- 近くの警察署で「置かせてもらえませんか」と聞いたら日を跨いでは置けないとの回答。責任は取らないけど置けないというよくわからない理由でした
- 「警察署からパンクしたバイクを盗む人がいるのだろうか」と思いつつまた押して歩く
- ガソリンスタンドを2つ通り過ぎて、その日のうちに直せるタイヤ館までひたすら押す
- 押した距離はおよそ5キロ。2時間後に無事パンク修理が完了しました
真夏の押し歩きは想像の3倍つらいです。
ハンターカブは車重が約120kg。
押して歩けない重さではありませんが、35度の炎天下では体力がごりごり削られていきます。
飲み物がないと本気で危ないです。
修理代は8,800円でした
タイヤを見てもらうとパンク修理剤では直せない状態だったようです。
結局チューブ交換になりました。
チューブ代と工賃で合計8,800円。
タイヤ交換もすすめられましたが、まだ替えてそんなに走っていないので今回はチューブ交換だけにしました。
ちなみに店でのチューブ交換はおおむね4,000〜9,000円くらいが目安のようです(私は8,800円)。
レッカーを呼ぶよりは安上がりです。
でも炎天下の5キロと2時間は二度とごめんです。
この体験から学んだこと
- 「パンクしたらバイク屋に持ち込めばいい」は甘い。断られることがある
- 押して歩く前にまず電話。直せるか確認してから向かうべきだった
- バイクを預ける場所は簡単には見つからない。警察署も保管場所にはならない
- 救ってくれたのはバイク屋ではなくタイヤ館だった。タイヤ専門店も選択肢に入る(バイク対応は店舗によるので電話確認)
- でっかいピンの穴はパンク修理剤では塞げない。だから予防とロードサービス登録が効く
- 夏場は飲み物を確保してから動く
パンクはチューブタイヤだから


CT125のパンク対策を調べてまず知ってほしいのがここです。
ハンターカブは見た目どおりのスポークホイールで、タイヤの中にチューブが入っています。
いわゆるチューブタイヤです。
これがパンク修理キット選びを大きく変えます。
- 車や多くのスクーターで定番の「外からゴムを差し込むプラグ式修理キット」はチューブレス専用=ハンターカブには使えない
- チューブタイヤは穴が開くと空気が一気に抜けやすい
- 修理は基本「チューブの交換かパッチ貼り」=タイヤを外す作業になる
- だから出先での完全修理はハードルが高く、応急と予防が大事になる
パンク修理キット選びで最初に見るべきは「チューブタイヤ対応かどうか」です。
ここを間違えて買うと、いざという時に使えない道具を積んで走ることになります。
パンク修理キットと道具


ここからが本題です。
私がこの経験のあとに調べた「ハンターカブで実際に使える物」だけを、役割ごとに並べます。
応急シーラント ホルツ タイヤウェルド(小)小型バイク用
出先でまず頼るのがこれです。
タイヤの空気バルブから注入して穴を内側から塞ぎつつ、空気も一緒に入る発泡ゴム式の応急補修剤です。
タイヤを外さずに使えるので、出先の応急処置ではいちばん現実的です。
125cc以下向けの小サイズなのでCT125にちょうど合います。


チューブタイヤに使える発泡ゴム式の応急補修剤。バルブから注入して穴を塞ぎつつ空気も入るので、タイヤを外さず出先で処置できます(125cc以下向け)。
注意点も正直に書きます。
- 塞げるのは小さな穴だけ(釘穴クラスまで。裂け目は無理)
- あくまで応急処置。効くのは短距離で、着いたら早めにチューブ交換
- 使用期限がある(製品によるが数年が目安)。積みっぱなしだと肝心なときに効かないので買ったら期限を確認しておく
- 「チューブレスタイヤ専用」と書かれたシーラントやスプレーはチューブに使えないので必ず表記を確認
- 修理剤を入れたチューブは、あとの作業が大変になります。液体ゴムがタイヤの内側に広がるので、お店によっては嫌がられることもあります
- 効き目は穴の大きさ次第です。使った人の記録では、釘のような小さい穴はほぼ塞げてもガラス片の大きな裂け目は無理で、効いても数日から1週間くらいという声もあります(私の体験ではなく調べた範囲の話です)
- 買ったら本体に購入日を書いておくと、いざという時に期限切れで焦らずに済みます
ちなみに私の時はでっかいピンが刺さっていてシーラントでは無理なレベルでした。
それでも小さな刺さり物の応急用として積む価値はあると思います。
携帯空気入れ 電動エアポンプ
シーラントで穴を塞いでも空気を入れられないと走り出せません。
シーラントと空気入れは必ずセットで積みます。
電動タイプはボタンひとつで指定の空気圧まで入って自動で止まります。
空気圧が数字で見えるので、予防の空気圧チェックにも同じ物が使えます。
手で押すタイプなら安く軽く済みますが、真夏の路肩で汗だくになります。
CO2ボンベ式は小さくて速い代わりに基本は使い切りです。
予備チューブ IRC 80/90-17(バルブTR4)
CT125のリアは80/90-17というサイズで、バルブはTR4です。
80/90-17は古い言い方だと2.50-17です。表記が違うだけで同じサイズなので、買うときに迷わなくて大丈夫です。
チューブを替えるときは、リムバンド(スポークの頭からチューブを守るゴムの帯)も一緒に新品にしておくと安心です。古いまま使うと切れてパンクの原因になります。
お店に駆け込む場合でも、チューブを持参できるとその場で交換してもらえることがあります。
私のようにチューブ交換になるケースは珍しくないので、1本積んでおくと安心感が違います。


CT125のリアに合うサイズのチューブ。持参できればお店でもすぐ交換してもらえるので、1本積んでおくと安心です。
タイヤレバー PHOENIX 3本 300mm
自分でチューブを交換するならタイヤレバーが要ります。
自転車用の小さいレバーだとバイクのタイヤには力負けするので、金属の長いレバーが安心です。
3本あるとタイヤを起こしながら作業できます。


自転車用の小さいレバーではバイクのタイヤに力負けします。金属製の長いレバーが3本あるとタイヤを起こしながら作業できます。
虫回し(バルブコア回し)デイトナ 75656
地味ですがこれが無いと詰みます。
バルブの中心にある虫(バルブコア)を抜いてチューブの空気を一気に抜く工具です。
数百円で手のひらサイズなので、工具袋に放り込んでおくだけです。
ビードワックス マルニ ビートワックス40g
タイヤのフチ(ビード)を滑らせてリムに入れやすくする潤滑剤です。
これがあると力任せにレバーでこじる回数が減ります。
結果としてチューブを傷つける事故も減らせます。
パンク修理パッチ チューブタイヤ用
チューブの小さな穴ならパッチとゴムのりで塞げます。
予備チューブが無いときの保険として持っておくと安心です。
ただし手間はチューブ交換とほとんど変わらないので、出先では新品チューブに替えるほうが早いこともあります。
買ってはいけないパンク修理キット
- プラグ式(差し込みタイプ)のパンク修理キット=チューブレス専用
- 「チューブレスタイヤ専用」と書かれたスプレー式修理剤
安くて評価が高くてもハンターカブには使えません。
ここを間違えるのがいちばん多い失敗だと思います。
積んでおきたい物リスト(最小セットと安心セット)
コピペで使える持ち物リストです。
最小セット(応急+救援前提)
- チューブ対応シーラント(ホルツ タイヤウェルドなど)
- リムバンド(17インチ用)
- リムプロテクター(リムの傷防止)
- 紙ヤスリ(パッチを貼る前の下地づくり)
- 空気圧計(バルブを押して空気を抜けるタイプが便利)
- 携帯ポンプ
- ロードサービスの連絡先メモ(保険証券番号も)
- 飲み物と小銭
安心セット(自分で直す人)
- 上の最小セット全部
- 予備チューブ(80/90-17)
- タイヤレバー2〜3本
- 虫回し(バルブコア回し)
- ビードワックス
- アクスルまわりの19mmと14mm、チェーン調整の10mmと8mm、バルブまわりの12mm(年式で違うことがあるので実車で合わせてから積むと確実です)
- パッチセット
- 軍手・ウエス
パンク修理とチューブ交換手順


道具をそろえても使い方を知らないと出先で固まります。
手順を箇条書きと図でまとめました。
シーラントでの応急処置
- 安全な場所にセンタースタンドで停める(ハンターカブは標準装備なのでここは楽)
- タイヤに刺さっている物を確認する。釘やネジは抜かずにそのままにする場合もあるので製品の説明に従う
- バルブキャップを外してシーラントを注入する
- 携帯ポンプで指定空気圧まで入れる(指定圧は車体ラベルと取扱説明書で確認)
- ゆっくり走ってシーラントをタイヤ全体に回す
- 空気が保てているか数分おきに確認しながら最寄りのお店か家まで移動する
応急処置が効いても、翌日に空気が抜けていることはよくあります。
早めにチューブ交換まで持っていくのが安全です。
チューブ交換の流れ
自分でやる人向けの全体像です。
- センタースタンドで停めて、パンクした側のホイールを浮かせる
- アクスルナットを緩めてホイールを外す(リアはチェーンとブレーキ周りも外す)
- 虫回しでバルブのコアを抜いて空気を完全に抜く
- バルブのナットを外してタイヤレバーでタイヤの片側をリムから外す
- 中のチューブを引き出す
- 新しいチューブに入れ替える(またはパッチで穴を塞ぐ)
- タイヤ内側とリムに異物が残っていないか指でなぞって確認する(ここを飛ばすと即再パンク)
- チューブを噛まないようにタイヤをリムに戻す(レバーで挟むと新品チューブに穴が開く=初心者が一番やる失敗)
- 少し空気を入れてチューブのねじれを取ってから規定圧まで入れる
- ホイールを車体に戻して各部を締める
工程はシンプルに見えますが、力とコツが要ります。
一度も経験がない人に出先でのぶっつけ本番はおすすめしません。
家で一度練習しておくか、応急処置+ロードサービスに割り切るのが安全です。
交換したら必ず確認する3つ
組み上がって終わりではありません。ここを飛ばすと走り出してから怖い思いをします。
- アクスルナットをきちんと締めたか。CT125のリアアクスルナットは59N・mが目安です(サービスマニュアル準拠とされる数値なので、不安ならお店で確認してもらってください)
- 後輪ブレーキがちゃんと効くか。ペダルを踏んで確かめてから走り出します
- チェーンが緩んでいないか。遊びは1〜2cmくらいが目安です
空気圧も忘れずに入れておきます。1人乗りなら前175kPa・後225kPaが指定です。
パッチでチューブの穴を塞ぐ手順
予備チューブが無いときはパッチで塞ぎます。
- チューブに少し空気を入れて穴を探す。水に沈めて泡が出る場所を見るのが一番早いです
- 穴のまわりを紙ヤスリで軽くこすって表面をざらつかせる。ここを飛ばすと接着が甘くなります
- ゴムのりを薄く塗って少し乾かしてから、パッチを強く押し付ける
- 空気を入れて漏れがないか確かめてからタイヤに戻す
紙ヤスリが無ければ、その辺のコンクリートで軽くこすっても代用できます。
パンク修理キットで直せない時の動き方


私のように「その場で直せない」場合の動き方です。
体験から言える順番はこうです。
- まず近くのガソリンスタンドに電話して「バイクのパンク直せますか」と聞く。これが一番手っ取り早いです
- 近くのバイク屋やタイヤ専門店にも電話。私を救ってくれたのは結局タイヤ館でした。チューブ交換に対応できるかは店舗次第なので、必ず電話で確認してから向かいます(押して行ってから断られると心が折れます)
- ホームセンターや自転車屋でチューブの穴を塞げるか聞く。近くにバイク屋が無い時の意外な選択肢です
- 自走できない時だけロードサービス(任意保険の付帯サービスかJAF)。ただし時間も費用もかかるので、まずは近場のスタンドやバイク屋を当たる方が早くて安いです
- バイクの一時保管場所は簡単には見つからない。私は警察署で「日を跨いでは置けない」と言われました。当てにせず、直せる店まで運ぶ前提で考える
- 夏場は自分の体が最優先。飲み物を確保してから動く。5キロ押し歩きは最終手段です
- 圏外で電話ができない時は、まず電波の入る場所まで移動します。地図アプリも使えないことがあるので、走る前にルート沿いのガソリンスタンドをざっと見ておくと安心です
時間の目安も知っておくと動きやすいです。その場で見てもらえれば1〜2時間で終わることもありますが、引き取りになると数日かかることもあるようです(私は2時間で直りました)。
パンク予防


痛い目に遭って分かりましたが、いちばんコスパが良いのは予防です。
- 給油のついでに空気圧をチェックする。チューブタイヤは空気圧不足がリム打ちパンクの原因になります。指定圧はHondaの案内だと1人乗りで前175kPa・後225kPa、2人乗りだと後ろが280kPaです(8BJ-JA65)。年式で違うことがあるので車体のラベルでも確認してください
- タイヤの溝と刺さり物も給油のついでに見る。溝が減ったタイヤは貫通しやすくなります
- 荷物を積みすぎない。重い荷物はタイヤに負担がかかって傷みやすくなります
- スリップサインが出たタイヤは早めに交換する。溝が浅いと異物が刺さりやすいです
- 雨の日はパンクが増えるという声もあります。濡れた路面は異物が張り付きやすいので、雨上がりは空気圧をよく見ておくと安心です
- 予備チューブを1本持っておく。CT125サイズ(80/90-17)を用意しておけば、お店でもすぐ交換してもらえます
- (番外)チューブレス化カスタム。キャストホイール交換で根本解決できますが費用が大きいのでここでは紹介だけにします
予防タイプのシーラントを先に入れておく方法もあります。
応急用とは別に「予防専用」として売られていて、走る前にチューブへ入れておくタイプです。
小さな穴ならその場でふさいでくれることがあります。


走る前にチューブへ入れておく予防専用タイプ。応急補修剤とは別物で、小さな穴ならその場でふさいでくれることがあります。
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同じCT125の装備まわりでこちらも書いています。
夏のヘルメット地獄を何とかしようとペルチェ素子で自作した記録です。失敗も含めて正直に書きました。


ソロツーリング用のインカム選び。私が選んだB+COM TALKと薄型スピーカーの話です。


まとめ


CT125ハンターカブのパンク対策は「チューブタイヤだと知ること」から始まります。
プラグ式の修理キットは使えないので、積むのはチューブ対応シーラントと携帯ポンプです。
そして道具より先に、ロードサービスの連絡先だけは確認しておいてください。
これを知らずに走ると、私のように炎天下を5キロ押して歩くことになります。
一番効くのは給油ごとの空気圧チェックです。まずはそこからで大丈夫だと思います。





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