ダイソーのベイトリールAI2000は、税込み1100円という驚きの低価格です。
基本的な性能を備えたリールとして話題を集めており、カスタムしたい人も多いと思います。
ダイソーベイトリールをカスタマイズすることで性能を向上、使い勝手を良くしたりすることができます。
今回はAI2000のハンドル交換とセラミックベアリング化について、詳しく解説します。
メリット
ハンドル交換とセラミックベアリングのメリットをまとめてみました。
ハンドル交換のメリット
- 巻き上げ能力の変更
- リール重量の軽量化
巻き上げ能力の変更
標準でついているハンドルは110mm ですが、長くすればデットスローで巻きやすくなります。
また短くすれば早巻きしやすくなるので、好きなタイプに切り替えられます。
リール重量の軽量化
ダイソーのベイトリールを手にした時少し重いなと感じました。
竿に取り付けた時もキャスト時にハンドル側が重いと感じていました。
ハンドルを軽いものに変更するとかなりフィーリングが変化します。
セラミックベアリング
- 金属より回線性能が高い
- 海水での使用が多い場合錆びにくい
金属より回転性能が高い
金属のベアリングよりセラミックベアリングの方が回転性能が高いです。
よく回るということはそれだけ飛距離が伸びるということです。
海水での使用が多い場合錆びにくい
金属の場合は海水で使用するとすぐに錆びてしまうなどの問題がおきます。
セラミックは海水に強いとされており、錆びによる回転性能の低下は起こりにくいです。
道具と材料
道具は分解の時と同じでこの3つあれば問題ありません。
改造に使用するもの
今回はハンドルとセラミックベアリングを追加します。
ハンドルについて
ハンドルはダイワ(5*8mm)の物は基本的に合わせられます。
シマノの場合(4*7mm)少し穴が小さく使用できません。
中央の穴は5*8mmです。
ハンドルの重量は30gですが、もうハンドルの軽量化するとバランスが良くなります。

ベアリングについて
ベアリングは追加する場所にもよりますが、金属よりセラミックの方が海水に強いです。
海水使用がメインなのでセラミックを選択しました。
今回追加する部分はマグネットブレーキの部分です。
623サイズ(内径3mm、外径10mm、幅4mm)のベアリングです。

スプールには元々ベアリングが付いていますが、一緒に購入する場合はしたの大きさです。
スプールにも追加したい場合は大きさ(内径5mm、外径10mm、幅4mm)が合います。
金属ベアリングは安価です。
両方セラミックベアリングにするとより滑らかな回転になります。

交換手順
分解手順は前回記述したので端折っておきます。
文字だけではわからない人は「あわせて読みたい記事」から飛べるようにしておきます。
ハンドル交換の手順
- 側板を外す: 側板を固定しているネジを#1のプラスドライバーで外します。
- ハンドルを外す: ハンドルを固定しているボルトを10mmラチェットで緩め、外します。
- 新しいハンドルを取付ける: 新しいハンドルをリールに取り付け、ボルトで固定します。
- 側板を戻す: 側板を元の位置に戻し、ネジで固定します。
ベアリング交換の手順
- マグネットブレーキを分離: マグネットブレーキを下方向に回し、本体と分離します。
- 5角形の金属を外す: マグネットブレーキ内の5角形の金属をピンセットで慎重に取り外します。
- 新しいセラミックベアリングを取付ける: 同サイズのセラミックベアリングを取り付け5角形の金属で止めます。
- スプールの突起を削る: スプールが入らないと思いますので、当たる部分を紙やすりで削ります。
- マグネットブレーキを元に戻す:マグネットブレーキの蓋がしっかり閉まれば作業完了。
あわせて読みたい記事
詳しい分解についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

カスタムの効果
カスタムしたけど効果は本当にあるのか疑問に思う人がたくさんいると思います。
私がカスタム後に使用した感想をまとめておきました。
ハンドル交換後
リールが軽くなり巻き心地がよくなりました。
またキャスト時もハンドルの重さが気にならなくなりました。
セラミックベアリング化
回転がスムーズになり、キャスト距離が伸びた。
回転がスムーズになったため、バッククラッシュの確率も高くなった気がします。
マグネットブレーキの調整でかなり変わるので、ほどほどにしておいた方が良いです。
ちょい投げやサビキ程度でしたら非常に使いやすいです。
サビキの時は素早く海底に仕掛けを落とすことが可能になりました。
まとめ
ダイソーベイトリールAI2000のハンドル交換とセラミックベアリング化は、比較的簡単に行えるカスタマイズであり、リールの性能を大幅に向上させることができます。特に、海水での使用頻度が高い方や、よりスムーズな回転を求める方にはおすすめです。ぜひ、自分好みのカスタムを楽しんでみてください。
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