小型二輪AT限定免許(125cc)を取得したので教習所で学んだ内容や必要だったものをまとめました。
教習所によっては2日で取れるプランもあるので、気になっている人必見です。
私は自動車免許を持っているので、学科免除で教習した内容となります。
教習に必要な持ち物
2輪教習なので絶対に必要なものがあります。
- フルフェイスかジェットのヘルメット
- 軍手以上の手袋
- ライダーブーツ
教習所によっては貸し出しもあるようですが、私は原付を持っているので靴と手袋だけ購入しました。
季節によっては防寒着も必要になる可能性があります。
ジェットヘルメット
教習はバイクにスピーカーが付いていますが、エンジン音や天候次第で音声が聞きにくい場合があります。
不安な方はジェットヘルメットの全排気量対応のヘルメットがおすすめです。
JISマークとSGマークが付いているヘルメットでないと教習はできません。
購入する時は注意してください。
手袋
手袋は実際なんでも良いです。
落車や転倒した時に手の怪我予防です。
私は信頼と安定のワークマンを選びました。
普通に使いやすく、ちょっと防御力高めでお財布に優しいというナイスな手袋でした。
ライダーブーツ
くるぶしまであるブーツも必要ですが、こちらは持っていなかったのでライダーブーツを購入しました。
ブーツはその後も使用するので、免許取得後の使用用途を検討して購入しました。
町やアウトドアに使っても問題なさそうなものです。
革のおしゃれブーツの方が見た目良かったのですが、足に合わずこちらにしました。
少し温かいですが、ふかふかしててラグジュアリーです。
脱ぎ履きも簡単で幅広甲高設計なので、試着してみてください。
教習の全日程
教習日程は学科免除で最短で8時間です。
第一段階3時間、第二段階5時間となります。
予約が取れればどんどん進みますが、混んでいるとなかなか進みません。
前日
- 視力検査、写真撮影
- 教習の説明
- 適正試験
教習前に入校手続きがあります。教習当日に行っても平気ですが、予約が取れない場合もあります。
1日目 第一段階 実車1

プロテクターの付け方や教習前にやることなどを教えてもらいいざ実車に触ってきました。
ここから第一段階の開始です。
- バイクに乗るための説明
- ミラーの角度について
- 引き起こし
原付に乗っているので意外とすんなり出来てしまったので、あっさりコースデビューとなりました。
コースは第1コースの説明から始まり下の項目を実際走りました。
- L字クランク
- S字クランク
- 1本橋
- 障害物
- 急制動
- 坂道発進
一本橋がものすごく難関でした。
6回やって5回落ちる記録を打ち立てました。
1回は渡り切れましたが、なぜ上手くいったのかは謎でした。
2日目 シュミレーター

実車だけでなく危険な体験はシュミレーターを使用します。
この日はシュミレーター教習です。
シュミレーターの内容
- 制動距離と追突事故
- 横風の影響
バイクの制動距離や横風の影響をシュミレーターで体験しました。
ゲームが苦手な人にはちょっとキツイ感じがするなと思いました。
3日目 第一段階 みきわめ

1度しか実車に乗っていないのにもうみきわめです。
第1コースをテスト走行
見極め本番の内容
- L字クランク
- S字クランク
- 1本橋
- 障害物
- 急制動
- 坂道発進
このみきわめのために原付で1本橋の練習を少ししました。
低速走行で白線をなぞる簡単な練習です。
この日は2回挑戦して2回とも規定時間で渡り切りました。
小手先のテクニックを教えてもらったのでまとめておきます。
✅前側に座って頭前に出す
✅さっと入ってハンドル無駄に揺らす
✅ノンブレーキで普通に走行
✅下半身に力入れて上半身固定
結果見事合格しました。
後方確認が怪しい事や右折時の角度に気をつけるよう指導を受けました。
4日目 シュミレーター

第一段階のみきわめに合格したので、第二段階に入ります。
早速シュミレーター教習となります。
車と違い路上教習がないためシュミレーターで法規走行にいて学びました。
シュミレーターの内容
- 街中の法規走行
2日目と違い色々な場面が再現されてて目線が大変なことになります。
ゲーム酔いする人は酔い止め必須です。
5日目 第二段階 実車1

第二段階の実車教習ですが、この日は指導項目はコース走行のほかに違うものが追加されていました。
追加された項目
- 模擬追突教習
- カーブ走行
- 8の字
追突状況の再現や、スピードの出し過ぎでカーブに飛び出す場面を実車で体験しました。
その後時間が余ったので、8の字走行をしました。
指導教官が上手すぎるということだけは理解できました。
第2コースの練習も合わせて練習しました。
第二コースの内容
- L字クランク
- S字クランク
- 1本橋
- 障害物
- 急制動
- 坂道発進
この日は一本橋が再度渡れなくなりました。
5回挑戦して5回落ちました。
落ちた部分と原因の解説です。
序盤乗る時に落ちる1回(初速が遅すぎて乗り上げる時にバランスを崩す)
中盤で落ちる3回(体でバランスを取ろうとすると車体が重く戻らないので落ちる)
終盤で落ちる1回(タイムを出そうとしてアクセルをOFFにするとバランスが取れずに落ちる)
6日目 第二段階 実車2

第二段階2回目の実車教習ですが、この日も追加項目がありました。
追加の項目
- 回避判断、回避措置
カラーコーンの位置で右か左の指示が出されるので、障害物を回避する教習です。
支持が出る時はコーンより前に出てるけど、判断から作動でコーンに到達するよというお話しでした。
卒業検定に向けて第1コース、第2コースの確認を行いました。
- L字クランク
- S字クランク
- 1本橋
- 障害物
- 急制動
- 坂道発進
一本橋は4回挑戦して4回落ちました。
真ん中で4回落ちました(体でバランスを取ろうとしたり頭動かすと落ちます)
7日目 シュミレーター

シュミレーター教習が2連続です。
前半
4日目の法規走行の難易度が少し上がった状況でのシュミレーターです。
前回見るところが多く、飛び出しやらドアの開閉などなど様々な要素が複合的に起こります。
色々気を使うので地味に疲れます。
後半
シュミレーターの後は教習所お決まりの怖い話の会です。
2人乗りについての講義
前半は教官の事故のお話や、実際にあった事故の例、教習所であった怖い話などでした。
後半は動画見つつ2人乗りの挙動の違いや高速の走り方(中免の人と一緒に)などを学びました。
*免許取得後1年は2人乗り禁止違反は(十万円以下の罰金 反則金12,000円と2点減点)とな!
125ccは高速道路乗れないですけどね。
2人乗りは(よく無駄に止められて点数稼ぎに使われる)注意しろ!とのことでした。
8日目 第二段階 みきわめ

実車にあまり乗っていませんが第二段階みきわめです。
第二段階のみきわめの内容はコース走行です。
第1コース→第2コース→第1コース
- L字クランク
- S字クランク
- 1本橋
- 障害物
- 急制動
- 坂道発進
教習所内をクルッと一周後にみきわめ3連チャンです。
一本橋は3回挑戦して3回とも規定時間どおり渡り切れました。
みきわめも無事合格しました。
みきわめが3回とも良好だったのでエクストラ教習が追加されました。
- スラローム
125ccの項目にはありませんが、中免の項目も合わせて受けてみようとのことです。
一本橋と違って蛇行運転するだけなのでそこまで難しくありませんでした。
中型免許の通過タイムが8秒以内で実際に走行して7.5秒でした。
ということでスラロームはヨシ!
卒業検定

2段階のみきわめが完了すると、最後の試練である卒業検定が行われます。
検定に合格すれば、卒業証書(実技試験免除)が貰えます。
ということで検定の詳しい内容です。
検定1時間目
卒業検定は2連続の試験となります。
- 検定のコース発表
- 減点と検定中止項目
- コースの走り方復習
- 検定の受験方法
検定のコースの発表とコースの詳しい減点項目の説明となっていました。
100点からの減点方式で70点以上で合格です。
検定2時間目
いよいよ卒業検定の時間です。
この日は2輪免許の受験が25名ほどいました。
大型二輪、中型二輪、小型二輪という区別で分かれていました。
受験比率は大型と中型が後10人前後、小型二輪が3人という感じでした。
コースは第1コースとなっていました。
一本橋までは失敗したことないのでサラッと通過しました。
そして運命の時がやってきます。
一本橋最後の決戦
19戦6勝13敗で一本橋に最後の戦いを挑んできました!
卒業検定に向けて川沿いの砂利道にて低速走行の練習をしました。
そこで得た教訓はこんな感じです。
✅段差のある草に乗る時は頭を少し前にする
✅段差に乗ったら頭をあげて遠くを見る
✅低速にならないようにアクセルは戻さない
✅ハンドルは常に振る
✅倒れそうな時はもっとハンドルを振る
みきわめの時に使ったテクニックと合わせてあとは乗ってくるだけです。
✅前側に座って頭前に出す
✅さっと入ってハンドル無駄に揺らす
✅ノンブレーキで普通に走行
✅下半身に力入れて上半身固定
卒業検定 結果

卒業検定の結果は合格でした。
気になる一本橋は通過するつもりで普通に走り、最後にタイム調整の余裕がありました。
後輪ブレーキを少しかけて5.7秒で通過しました。
全ての総合結果はです。
点数は80点
減点のポイント
- 右折時の侵入角度が浅い
- 後方確認忘れ
- 降車時のタイヤの位置がちょっと違う
こんな感じでした。
とりあえず合格したのでヨシ!
その後は卒業証書の授与を受けて、颯爽と教習所を後にしてきました。
費用と日数
小型二輪免許(AT限定)を取得するための費用の内訳です。
費用
- 教習所:65,120円
- 手袋:2,500円
- ブーツ:12,320円
- ガソリン代:1,184円(3回給油)
合計金額:81,124円
この他には免許センターでの交付費用が必要です。
教習所卒業者は合計3,800円で免許が交付されます。
逆に1発免許の場合は1回の試験で22,300円必要となります。
3回落ちたらトントンという感じですね。
日程
教習は短いのですが、予約が地味に取れないです。
シュミレーターの教習や卒業検定の関係で少し伸びていました。
私の場合入学から卒業まで20日かかりました。
あわせて読みたい記事
実際に走行中に危険を感じたのでプロテクターを導入しました。
夏用プロテクターの選びかたや使った感想をまとめた記事はこちらです。
小型二輪AT限定で乗れるMTのバイク選びについての記事はこちらです。
私はこの記事の選択方法でCT125を購入しました。
車体購入にかかった費用や期間などをまとめておきました。
まとめ
小型二輪免許の教習は意外と短いようで長かったです。
必要なものは道具と時間でした。
AT教習で一番難しいと感じたのは一本橋です。
2日で取るには事前に練習が必要だと感じました。
コメント
いるペンさん
二輪合格おめでとうございます。
シャリ道での練習は素晴らしい発想ですね。次は二輪で釣りにお出かけされる記事を楽しみにしています。
具体的に購入された必須アイテムはありがたい情報です。
コメントありがとうございます。
小型二輪AT限定が結構難しいとは知りませんでした。
40代前後で免許取る人は一本橋に苦労する傾向があるので、他の方々の役に立てばと思います。
必要アイテムは使い捨てにするか将来使用するかで結構お値段が変わりますが、機能性重視で購入しました。
二輪の釣り記事も頑張って書きますね!