今回は楽天証券の積み立てNISA口座を使用して、
ウェルスナビを再現する方法を考えました。
再現時のメリットとデメリットも合わせて紹介しておきます。
再現手順
今回は楽天証券の積み立てNISA口座を使用します。
楽天証券の口座がないとお話が進まないので、
こちらから申し込みが可能です。
ウェルスナビ組み入れ銘柄
ウェルスナビに組み入れられているのはこの7種類です。
楽天などで直接購入すると経費率は恐ろしく安いことがよくわかります。
資産クラス | 銘柄 | 経費率 |
米国株 | VTI | 0.03% |
日欧株 | VEA | 0.05% |
新興国株 | VWO | 0.12% |
米国債券 | AGG | 0.05% |
物価連動債 | TIP | 0.19% |
金 | GLD | 0.40% |
不動産 | IYR | 0.42% |
ポートフォリオ
リスク毎に資産の悪いが違うことがわかると思います。
ここで一番自分の撮りたいリスクを選択することが重要です。
リスク1からリスク5まで5段階のリスクが存在しますが、
成績が一番安定していてリターンが多いのはリスク4でした。
現在は株高の恩恵を受けてリスク5が優勢ですが、上がった株価は下落するものです。
資産クラス 銘柄 | リスク1 | リスク2 | リスク3 | リスク4 | リスク5 |
米国株 VTI | 15% | 26.5% | 31.9% | 35.0% | 35.0% |
日欧株 VEA | 5.0% | 11.9% | 21.6% | 28.6% | 32.9% |
新興国株 VWO | 5.0% | 5.0% | 6.5% | 9.5% | 14.6% |
米国債券 AGG | 35.0% | 35.0% | 28.2% | 12.9% | 5.0% |
物価連動債 TIP | 30.0% | 11.6% | 0% | 0% | 0% |
金 GLD | 5.0% | 5.0% | 6.8% | 9.0% | 7.5% |
不動産 IYR | 5.0% | 5.0% | 5.0% | 5.0% | 5.0% |
積立ニーサでの投資額
積立ニーサは1年で40万円まで投資が可能です。
1年投資を続けるには、1ヶ月33,333円の投資額となります。
下の表通りに設定すれば、上のポートフォリオは再現が可能です。
資産クラス 銘柄 | リスク1 | リスク2 | リスク3 | リスク4 | リスク5 |
米国株 VTI | 5,000円 | 8,833円 | 10,633円 | 11,667円 | 11,667円 |
日欧株 VEA | 1,667円 | 3,967円 | 7,200円 | 9,533円 | 10,967円 |
新興国株 VWO | 1,667円 | 1,667円 | 2,167円 | 3,167円 | 4,867円 |
米国債券 AGG | 11,667円 | 11,667円 | 9,400円 | 4,300円 | 1,667円 |
物価連動債 TIP | 10,000円 | 3,867円 | ー | ー | ー |
金 GLD | 1,667円 | 1,667円 | 2,267円 | 3,000円 | 2,500円 |
不動産 IYR | 1,667円 | 1,667円 | 1,667円 | 1,667円 | 1,667円 |
メリット
コストを大幅に減らせる
積立ニーサでウェルスナビのポートフォリオを再現する場合、投資に対するコストが非常に低く抑えられます。
ウェルスナビでは1%の高いコストがかかってしまうので、長期的にみれば自分で再現する方がお得です。
最高のポートフォリオで運用可能
ノーベル賞を受賞したポートフォリオを活用することができるので、将来のリターンもかなり期待が可能です。
1度設定してしまえば、入金だけしておけばずっと同じ比率で長期分散投資が可能となります。
いつでも売ることが可能
利益が出ていてお金がどうしても必要な場合いつでも売ることが出来ます。
そして利益が出ている場合通常20%位の税金がかかりますが、
積立ニーサの場合は税金が0%です。
しかし売買には注意が必要です。
この問題はデメリットに記載しています。
デメリット
リバランスが出来ない
積立ニーサの最大の弱点がリバランスにあります。
制度上購入した銘柄を売ってしまうと再投資出来ないと言うことです。
簡単な例としては40万円投資していて20万円分の利益が乗った銘柄を売ってしまうと、
20万円の利益分には税金がかかりませんが、別の銘柄を20万円購入して再度40万円にすることが出来ません。
これが積立ニーサの最大のデメリットです。
放ったらかし
良くも悪くも1度購入したら投資の満了期間20年までは放ったらかしにして置けます。
リバランスはせず一定の比率で黙々と積立をしているので、
株が好調の場合は非常に高い利益を得ることが可能です。
しかし市場の暴落などで株価が下がっている場合はかなりの痛手を被る場合があります。
結果は誰も予測できないので、引き出すタイミングをずらして株価の回復を待つという
テクニックを20年以内に覚える必要があります。
あわせて読みたい記事
ウェルスナビに実際1年間投資していたので、
結果が気になる人はこちらも参考になると思います。
もう少しポートフォリオなどに興味が沸いたらこちらも参考になると思います。
まとめ
ウェルスナビのポートフォリオを使用して積立ニーサを利用することは可能です。
しかし1度設定したら長期間放ったらかしになります。
このデメリットが嫌な場合はバランスファンドを購入してしまうもの良いかもしれません。
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