ぺん子ツーリングの時、ナビってどうしてる?スマホは小さいし‥



落としそうで怖いし、バッテリー消費もきになるよね



一台で全部入りの夢みたいなガジェットがあればいいのに…



実はスマートモニターという製品があるの



何それ今すぐ欲しい!
ということで今回はTANAXのAIO-6 MAXを取り付けてみました。
この記事では、私が実際にAIO-6 MAXをハンターカブ(JA65)に取り付けた際の手順や使用感をまとめました。
AIO-6 MAXってどんな製品?
TANAXのAIO-6 MAXの主な機能と、私がなぜこの製品を選んだのかについてご紹介します。
主な機能
- Apple CarPlay & Android Auto対応: いつものスマホのナビアプリがそのまま使えます。これが一番の目的でした。
- 前後2カメラのドライブレコーダー: SONY製の高感度センサーを搭載し、夜間でも鮮明な映像を記録できます。
- タイヤ空気圧監視システム(TPMS): 走行中のタイヤ空気圧と温度をリアルタイムで監視。パンクなどの異常を即座に検知できます。
私がAIO-6 MAXを選んだ理由
数あるスマートモニターの中からこれを選んだ理由は別の記事にもまとめておきました。
詳しい選定理由を知りたいならこちらを先に読んでみてください。


ここで気になるのがAKEEYOとTANAX2社の製品があることです。
どっち買えば良いのかわからない人はこちらの記事で2社の対応について比較しました。


そんなこんなでTANAXを選びました。
CT125への取り付け手順
それでは、実際の取り付け作業を見ていきましょう。
とりあえず箱の中身を全部出して並べるとこんな感じです。


星ネジを回すためのドライバーが2つついていましたが、これは対策品らしく今回は新しい方を使用しました。
準備するもの
AIO-6を取り付けるのには必要工具は基本的に全て揃っています。
カウルを外すために必要な物とアクセサリー電源取り出しに使用するヒューズはこちらになります。
- プラスドライバー
- 六角レンチセット
- 外したネジ類を入れておく物
- エーモン(amon) 低背ヒューズ電源 10A
1. カウル(レッグシールド)の取り外し
特に難しいのがこのカウル外しです。
ハンターカブのツメは本当に特殊なので、焦らず慎重に作業してください。
手順としては、まず足元にある銀色のボルト(左右)と中央のクリップを外します。
その後、内張りはがしを使って、慎重にツメを一つずつ外していきます。
特に難しいのが、マフラー側、シートに近い部分のツメです。
ここは単純に引っ張るのではなく、「カウル全体を少し前にスライドさせてから、斜め上に持ち上げる」!
これをすると簡単に外れます。
この動きを知っているだけで、難易度が劇的に下がります。
(※カウル外しの詳細な手順については参考記事『CT125(ハンターカブ)にフォグランプとドライブレコーダーを取り付けたので手順と感想まとめ』で詳しくまとめています。


2. 各パーツの設置
カウルが外れたら、各パーツを設置していきます。
リアカメラからの配線が一番大変なので、先に済ませてしまうのがおすすめです。(今回は付けません)
詳しくは1つ上の参考記事を読んでみてください。
- リアカメラ: ケーブルはシート下を通して、フレームに沿わせながら車体前方へ持っていきます
- フロントカメラ: ヘッドライト下の中央に、付属の両面テープで貼り付けました
- GPSアンテナ: パネルの内部に設置しました
3. 本体の準備
本体のネジを開けて付属のSDカードを入れておきます。


ふたやネジは非常に小さいので箱の中で外した方が良いです。
万が一外でネジを落とすと探すのが非常に大変なので、部屋の中でカードは入れてしまう方が良いです。


カードを入れてネジを閉めたら次は本体を固定するステーをハンドル周りに取り付けます。
ステーには付属のスペーサーが3つついていましたが、一番分厚いスペーサーがハンターカブには合いました。


スペーサーを決めたらハンドルにまず仮止めしておきます。
次にAIO-6の画面を固定するためにハンドル固定マウントを画面の裏に固定します。


ネジが3本なので振動で全て緩んで脱落することはないと思います。
しかしここで注意した方が良いことがあります。
きっちり固定するためにネジがいい感じに硬くなるまで閉めていたらマウントが少し割れました。


この部分のネジ止めは特に注意してください。
真ん中のネジはきっちり閉めて小さい方のネジ締めは気をつけてください。
4. 電源の接続
画面の準備が出来たら配線をします。
カウルは1の外し方で問題なく外せます。
配線はを済ませたら電源を取り付けをおこないます。
AIO-6 MAXの電源ユニットからは赤・黄・黒の3本の線が出ています。
- 赤線(ACC電源): キーONで通電する電源です。私はヘッドライト裏にあるアクセサリー電源(青いカプラー)から分岐させて接続しました。
- 黄線(常時電源): 駐車監視機能を使うための電源です。バッテリーのプラス端子に直接接続します。
- 黒線(アース): バッテリーのマイナス端子に接続します。
今回はACC電源を使用するのでどこかから香取出す必要があります。
私はエーモン(amon) 低背ヒューズ電源 10Aを使用し、ヒューズボックスから電源が取り出しました。


ヒューズボックスにカッターで切り込みを入れて線の取り回しをする必要がありますが簡単です。
取り付けは下から2番目の「ABS Sub 10A」から取り出します。
電源の方向が大切ですが、元のヒューズの「1」側に今回使用するヒューズの線側を挿します。
この時に線画邪魔になるので、切れ込みを入れて蓋を閉まるようにしました。
そのほかはバッテリーに接続するだけで、電源関連の設定は完了です。


配線が少しごちゃごちゃしていますが、これは別に取り付けたドラレコの物です。
配線完了後こんな感じに線を押し込んで格納します。
配線に収納に美しさが無いのは結構キツキツだったからです。


ドラレコをAIO-6標準のものにすれば配線はもう少し綺麗に収納が可能です。
これで配線はこれだけですので、あとはモニターへ配線を取り付けて完了です。
総合評価:AIO-6 MAXを実際に使ってみて


取り付け後、実際にツーリングで使ってみた正直な感想です。
評価を表にしてみました。
項目 評価 コメント 取り付け難易度 ★★★☆☆ カウル外しが少し大変。中級者向け。 ナビ機能 ★★★★★ 画面が大きく、CarPlayは最高! ドラレコ性能 ★★★★☆ いざという時の安心感がすごい。 コスパ ★★★★☆ 機能性を考えれば十分納得できる価格。 総合満足度 ★★★★☆ ハンターカブ乗りのQOLが爆上がり!
メリット(良かった点)
- ナビが圧倒的に見やすい: MAPが非常に良く見えるので迷いにくいです
- ドラレコの安心感: 取り付けた場合はかなり安全運転になると思います
- タイヤ空気圧の可視化: 空気圧が常に表示できるので、チェックが楽になり走行中の不安がなくなりました
- メッセージの返信:LINEやメッセージの返信が音声だけで完了するのはかなり便利です
- 雨でも安心:使用2回目の日に大雨の中4時間走行しましたが全く問題ありませんでした
デメリット(気になった点)
- 起動時間: エンジンをかけてからCarPlayが立ち上がるまで、DPUチェックで60秒ほどかかります
- 画面の位置:標準のハンドルバーだと取り付け位置が前すぎるか後ろすぎるかでポジションに迷います
- LINEの既読:LINEのメッセージを開いたり返信できるのに、既読にならない
- グローブだと反応が悪い:グローブを付けたままだと少し操作しにくいです
- スマホのバッテリー消費:スマホをAIO-6に接続しっぱなしにするので、バッテリーが減りやすいです
起動時間や位置はある程度調整可能です。
操作性についてはコントローラーを使用することで改善可能です。
コントローラーがあれば親指一つで操作が可能なので、利便性もかなり向上します。


メリットよりデメリットが気になりますがほとんど解消は可能です。
どうにもならないのがLINEの既読です。
トークルームを開かないと既読にならないため、古いメッセージをなん度も読み上げることになります。
既読ボタンとかあると良いですが、ソフトの問題なので改善されることを祈るばかりです。
まとめ
AIO-6 MAXは、こんな人におすすめです。
- スマホをナビの振動やバッテリー消費から解放したい人
- ツーリングで道を間違えやすい人
- メッセージのやり取りが多い人
起動が遅いなどの小さな欠点はありますが、それを補って余りあるほどのメリットがある製品です。
上記に当てはまるハンターカブ乗りの方なら、間違いなく”買い”の逸品です。
ただし、マウントの締め付けには細心の注意を払ってください。
ナビの見やすさとドラレコの安心感は一度体験するともう元には戻れません。
DIYでの取り付けは少し知識と勇気が必要ですが、不安ならお店に頼んでも良いと思います。

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