【ハンターカブ】コミネの電熱グローブEK-215を有線で使用した感想

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ぺん子

寒くなってきたから今年こそ電熱!

いる姉

電熱グローブは有線とバッテリーどっちにする?

ぺん子

USB電源つけたから有線かな

いる姉

電力不足が心配ね

ぺん子

使ってみた感想まとめておくね

冬のバイク乗りにとって、指先の冷えはまさに死活問題ですよね。

グリップヒーターだけでは、手の甲や指先までは温まらないので地味にキツイです。

そこで多くのライダーが最終的に行き着くのが「電熱グローブ」だと思います。

比較的安価で、有線でも使えるコミネの電熱グローブは非常に魅力的です。

USB給電で本当に暖かいのかが、気になると思います。

そして何より、ハンターカブのバッテリーは大丈夫なのか心配になります。

この記事ではそんな疑問に答えるため、コミネの電熱グローブ(EK-215)を有線USBで使った感想をまとめました。

目次

今回使ったアクセサリー

ハンターカブからUSBで有線接続するのでこの3つのアクセサリーが必要になります。

今回の主役はEK-215ですが、電力消費を抑えるために細かい設定変更ができるこちらを採用しました。

USB電熱グローブでも暖かい

結論から言えばコミネの電熱グローブ(EK-215)を有線USBは、ハンターカブで「条件付きで」快適に使えます。

その「条件」とはズバリ「電力マネジメント」です。

他の電装品との組み合わせやアイドリングが長い状況では、バッテリー上がりのリスクが存在します。

しかしリスクを正しく理解できれば安全な冬の快適ツーリングを手に入れられます。

消費電力とハンターカブの発電量

まずは数字で冷静に判断してみます。

電力消費はスマートモニターのバッテリー電圧で観察できます。

私のハンターカブ(JA65)だと14.6Vあたりが最大発電量でした。

コミネUSB電熱グローブの消費電力

コミネのコミネの電熱グローブ(EK-215)は、5V/2A以上のUSB電源を要求するモデルが多いです。

電力に換算すると、以下のようになります。

  • 電圧(7.4V)× 電流(2A)= 14W(片手)
  • 両手合計:最大で 約28W

これが電熱グローブで使いたい最大の消費電力となります。

ハンターカブ(CT125)の発電量

次に、ハンターカブがどれくらいの電気を生み出せるのかというと年式によって少し違います。

  • JA65(2023年〜): 230W (5,000回転時)
  • JA55(2020〜22年): 190W (5,000回転時)

重要なのはエンジンがしっかり回っている走行中の数値だということ。

バイクの発電量は、アイドリング時には最大値の3割程度まで落ち込むと言われている。

  • アイドリング時(推定): 約57W 〜 69W

アイドリングの場合は12.4V程度でした。

データから見える「真実」

数字を並べると、真実が見えてきます。

走行中は、発電量が200W近くあるのに対し、グローブの消費電力はの最大で28W。

ヘッドライト(LEDで省電力)などを考慮しても、余力はあまりありません。

しかし、アイドリング時は、発電量が約60Wまで落ち込むのでどんどんバッテリー電圧が減っていきます。

使用環境はヘッドライト(約12W)や、フォグランプ(約18W)、スマートモニター(約9W)です。

60W(発電量) - 28W(グローブ) - 12W(ヘッドライト) - 18W(フォグ)-9W(スマートモニター)=残り7W

という感じであっという間に、発電量の限界に近づいてしまう状態です。

この状態で停止したりアイドリングが長時間続くと、バッテリーの電力を消費し始める「持ち出し」状態です。

なので一番最強状態で使用したい場合はバッテリー直結などの処理が必要になります。

EK-215のメリット・デメリット

10度前後の夜に実際に使用して2時間走行してみました。

メリット

なんといっても暖かさと、充電切れの心配から解放されます。

有線USBタイプのメリットは、バッテリーの心配が無いことです。

バッテリー残量を一切気にすることなく、常に指先が春の陽気となります。

一度この快適さを知ってしまうと、もう後戻りはできないほど非常に心地よいです。

デメリット

USBケーブルのダラーンが少し気になる。

指先の春を手に入れた代償はケーブルです。

バイクに乗り降りするたびにUSBケーブルを抜き差しする「儀式」は、正直少し面倒です。

しかしながら長時間乗るなら、有線の方がよいです。

最高出力で使い続けるには走り続ける必要があり、街乗り中心のカブには辛いです。

しかしハンターカブは高速に入れないので、最高出力はまだ必要になっていません。

【最重要】バッテリー上がりを防ぐ3つの対策

ハンターカブで安全に有線電熱グローブを使う方法があります。

対策1:電圧計を設置して「見える化」

これが最も重要だと思います。

電圧計はスマートモニターと兼用になっているので、AIO-6をつけると解決できます。

  • 走行中:14V 前後
  • 停止時:12.4V 前後

この数値を下回るようなら、電力を使い過ぎなので気をつけてください。

電圧を「見える化」することで、漠然とした不安から解放されます。

対策2:電装品の同時使用は避ける

特に消費電力の大きい「グリップヒーター」と「電熱グローブ」の同時使用は、出来ません。

夜間は圧倒的に電力不足になるので、スマートモニターや電熱グローブなどが自動で停止する可能性があります。

電力消費の多い製品の多様には気をつけてください。

かなり明るいフォグライトを使用している人は電圧に注意が必要です。

対策3:長時間のアイドリングを避ける

渋滞や夜の信号待ちなどアイドリングが長くなりそうな時は、グローブを弱めの設定にした方が良いです。

夜の信号待ちでは出力を少し下げるだけで、急速な電圧低下は避ける事ができます。

完全停止状態でエンジンをかけっぱなしにする場合はアクセルを少し開ける必要があります。

おすすめの設定温度

コミネの電熱グローブ(EK-215)は細かい設定ができます。

この組み合わせだとアイドリングの時に著しい電圧低下はありませんでした。

私が色々見ながら出した設定は下記です。

  • 水色(手全体)+青(低出力)
  • 緑色(指のみ)+緑(中出力)
  • 紫色(掌のみ)+赤(高出力)

逆にこれ以上の出力にしてしまうと、バッテリー消費が増え過ぎてしまったり自動で電源が落ちます。

夜の下道で使用するなら緑と緑の組み合わせが一番ポカポカしててよかったです。

グローブでも見える使い過ぎの状態

電力が足らない場合は赤いインジケーターがチカチカしてきます。

気がついたら片方だけ電源が落ちている事が多かったです。

水色(手全体)で赤(高出力)を使う場合、アイドリング時はほぼ確実に落ちると思ってください。

また12.0Vを下回るとスマートモニター(AIO-6)が自動停止します。

対策は停止時に少しアクセルを開けて発電量を確保すればよいのですが、都会だと面倒です。

更に追突の危険もあるので、最後の手段程度にしておいた方が良いです。

慣れれば苦にはならないと思いますが、操作ミスが一番怖い部分です。

あわせて読みたい記事

スマートモニターを取り付けて使った感想はこちらです。

グリップヒーターか電熱グローブで悩んでいる人はこちらを読んでみて下しあ。

秋冬の冷えてきた時期の服装で悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ

ハンターカブにコミネUSB電熱グローブは「アリ」か気になる人もいます。

結論として、コミネの電熱グローブを有線USBで使うのは「アリ」です。

ただし電力マネジメントを理解して、実践できるライダーに限ります。

電圧計でバッテリーの状態を把握し、電装品の使いすぎに注意するすれば問題ありません。

あなたも正しい知識で武装して、快適な冬のハンターカブライフを手に入れてみてはどうでしょうか。

指先が暖かいって本当に素敵ですよ。

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