米国株の個別銘柄に興味があるけど何から勉強しよう?
個別の米国株についてまとめられている本がでたよ。
ここ1年個別株の勉強も始めたからすごく興味があるよ。
基本的な内容から分析の仕方などがまとまっているので参考になると思うよ。
もみあげ流 米国株投資講座
著者について
著者:もみあげ(@momiage0088)
Twitterや米国株と経済情報を中心としたブログも運営されています。
米国株を中心に投資しているかたです。
投資歴は2018年9月投資スタート
米国駐在中でデイリー米国株のマーケット状況や投資関連の情報をブログで解説してくれています。
大体お昼休みの時間に投稿されるので、お昼のお供にいつも読んでいます。
おすすめできない人
- 投資の知識が無い
- 出来るだけ投資に関わる時間を減らしたい
- 投資の勉強が嫌い
- テクニカル分析を中心に学びたい
個別株の分析や比較など専門的な話が結構出てきます。
ETFや投資信託だけでいいやと言う人にはちょっと向いていません。
ETFの解説などもありますが、半分は個別株についてです。
テクニカル分析について学びたい人には全く向きません。
ファンダメンタル分析の方向が強いためです。
おすすめな人
- 簡単な投資だけでなく個別株にも興味がある
- 定期積立以外の投資方法を考えている
- CNBCのMad Moneyとか結構みている
- 個別株の情報を比較しまとめようと考えている
ETFだけでなくもう少し利益率を上げるために個別株を購入しようと考えいる場合、
いろいろな個別株の比較分析をしているため購入指標になります。
有名なGAFAM銘柄に興味はあるけど、比較しながら購入を検討したいと思っている人。
アメリカの投資系の番組CNBCのMad Moneyを結構みていると内容がより楽しめます。
読み切るまでの時間
現在投資歴3年でDCや積立ニーサをメインに投資している状態です。
個別株投資を始めたのは20年の1月からですが、この程度のレベルでも普通に読み進める事が可能です。
専門の用語も解説されているので、読み進めてなんだっけ?となっても直ぐに探し出せます。
本は320ページの白黒構成です。
グラフや表などが的確に使用されているため、止まってしまうようなことはありませんでした。
こんな感じの状態で全て読むのにかかった時間は2時間15分でした。
本書で学べること
- 1.米国投資が資産形成・運用には必要不可欠な理由
- 2.米国株投資の始め方・投資方法・種類
- 3.投資の目標とテーマの設定
- 4.目的にあった投資方法の選択とインデックス投資
- 5.GAFAMへの投資
- 6.ナスダック指数と連動するETF QQQへの投資
- 7.成長株投資
- 8.高配当投資
- 9.安定連続増配株投資
- 10.ESG投資
- 11.ハイブリッド投資の勧め
11章の中で大きく分けて2つに別けられます。
前半は米国投資の始め方から投資方法についてのマインドセットや
目標設定についてわかりやすく解説されていました。
後半は個別株の比較やETFの比較など実際投資するには、
どう言った点を比較していくのかがまとめられています。
各章の感想
1.米国投資が資産形成・運用には必要不可欠な理由
なぜ日本人なのになぜ米国株なのか、と言う疑問に簡単に答えると、
米国のが儲かるしいつ始めても基本的にプラスになりやすいということです。
米国株の魅力がわかりやすくまとめられていました。
2.米国株投資の始め方・投資方法・種類
おすすめの証券会社や投資の種類だけでなく、
自分で調べると地味に時間のかかるセクター評価リストや
最近よく聞くようになったセクターローテンションについての解説がされています。
投資を始めるにあたってセクターの選択は利益に直結していくので、
使えるようになっておくと投資の武器になると思います。
3.投資の目標とテーマの設定
投資を始める前には明確な目的が必要だとよくききます。
米国株投資で何がしたい?私はFIREを目標に投資をしています。
基本的な投資方針を決めるのに役立ちます。
長期投資をしているのにデイトレードをしてみたり、
株価下落で狼狽売りをして損しないためにもしっかりと読み込んでおきたい章です。
4.目的にあった投資方法の選択とインデックス投資
投資の目的が決まったら、それに従った投資方法を考えていく必要があります。
銘柄選定の基準が乗っていますが、CEOの魅力の重要性について深く掘り下げられています。
CNBCのMad Moneyの司会者であるジム・クレイマーも同じ事を言っていましたが、
この考えは正しいと思います。
簡単にいえばCEOが利益を出せそうになければ、株価は上昇しにくいと言う事です。
また個別株だけでなくインデックス投資の有効性についてもわかりやすく解説されています。
5.GAFAMへの投資
4章であったCEOの魅力について私も調べた事があります。
はっきり言って結構手間な割に、まとめられなかった苦い思い出があります。
GAFAM5社G(グーグル)A(アップル)F(フェイスブック)A(アマゾン)M(マイクロソフト)
それぞれの、基本データ、収益構造、CEOについて、今後の見通しが簡潔にまとめられています。
私が作りたかったレポートが本になって出版されている状態でした。
この章だけだけでも買った価値があったなと思いました。
6.ナスダック指数と連動するETF QQQへの投資
ニュースなどでよくみるナスダック指数とハイテク株が主流となっているQQQについてです。
QQQは今回の暴落後に恐ろしい速度で爆上げ回復をしたETFです。
指数だけでなくQQQを取り入れるメリットとデメリットがまとめれています。
個別株はまだ怖いけど将来的に投資したいと考えている人向けです。
この辺りから色々な個別銘柄の解説も増えていきます。
7.成長株投資
成長株のメリットとデメリットだけでなく、成長が期待される分野の解説がメインです。
私が予測している分野や買おうとしている個別銘柄の解説などもあり、
個人的に嬉しい章です。
またあまり調べていなかったフィンテック分野やヘルスケア分野の比較解説は、
私見を広げるよい勉強になりました。
8.高配当投資
非常に魅力的な高配当株ですが、配当だけで投資すると大変なことになります。
配当だけで決めてはいけない理由や銘柄選定の難しさがまとめられています。
私も個別高配当銘柄の投資を最初は行おうと考えていましたが、
調べれば調べるほど難しいと感じたのでETFにしました。
毎月定期購入している「VYM」「HDV」「SPYD」それぞれの解説と
メリットだけでなくデメリットもまとめられています。
まさにその通りとしか言いようがないと思いました。
9.安定連続増配株投資
「配当貴族」や「配当王」の銘柄は安定的に連続増配が可能な収益構造についての見方。
高配当ETF購入の時に見分けがつかなかった「VIG」についての解説や合わせて投資する意味
などあまり気にしてこなかった部分の解説が勉強になる章でした。
10.ESG投資
ESG投資とう言葉は聞いたことあっても具体的になんなのかよくわかっていませんでした。
無知とは恐ろしいもので、知らなくてもESG銘柄の1つにしっかりと投資しています。
気になるESG銘柄の分析もしっかりとされており、次の投資先に選定に役立ちそうでした。
11.ハイブリッド投資の勧め
著者であるもみあげさんのポートフォリオと保有銘柄についての考え方が乗っています。
私もあまり数を増やすのは好きではないのですが、銘柄の比率は自分とどう違うのかな?と
考えつつ読んでみると良いと思います。
まとめ
米国の個別銘柄に興味あるけど買ったことない人や有名銘柄の特徴を知りたい人や
投資中級者レベルの人であれば今後の投資方針決定に一役買ってくれそうな内容です。
投資初心者が読む分には少し難しいかもしれない印象があります。
基本の用語の理解やインデックス投資だけでは物たらなくなってきた時に読むと効果が大きいと思います。
感じ方順おすすめ書籍
この本を読んで物足らないと感じた人や難しいと感じた人色々いると思います。
そこで私が現在所持している本の中で順番におすすめしていきます。
レビューがあるものは感想も合わせて参考にしてみてください。
物足らない人
本書の内容が物足らないと感じた人もいると思います。
そう言う方は基本的に上級者ばかりなので更なる高みを目指してみませんか?
おすすめの本はこちらです。
自分に合った最強のポートフォリオが作れるようになると思います。
ちょうどいい人
ちょうどいい人はもう少し色々な情報が必要になってくると思います。
ファンダメンタル分析の基本がわかりやすくまとめられている本に興味があればこちらが参考になります。
感想の記事はこちらからどうぞ。
難しいと感じた人
本書が難しいと感じた人はまだまだ発展途上です。
基礎知識と基本的な考え方を学んでから本書を読み返すと理解でき流部分が増えているはずです。
そんなかたはこちらの本がおすすめです。
感想の記事はこちらからどうぞ
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