Kiss7からEOS RPに乗り換えて4ヶ月感想やメリットとデメリットをまとめました
カメラ選びの参考になると嬉しいです
どんな人にオススメか
画質と軽さ重視の方
登山や自転車などを楽しみつつ綺麗な写真も撮りたい方
軽さと綺麗さを選ぶ基準にしている方にオススメです
フルサイズなので表現力はKiss 7より格段に上です
出来るだけ費用を抑えたい人
本体価格が安く変換アダプターを使用して
今あるレンズを活かしていきたいという人には魅力的だと思います
フルサイズが気になるけど高いから躊躇していた人にもオススメできます
オススメ出来ない人
子供の写真をメインとしたい人
瞳AFがあるだろうという指摘が着そうですが、どうやってもα7iiiにはかないません
ポートレートや人物撮影には問題なく使用できますが子供だけは別だと考えてよいと思います
まず動きが止まらない、こちらを向かない、すぐどこかに行くなど
お子さんが居る方にはあるあるだと思います
超高画質を求める人
EOS RPはKissシリーズのアップグレード版の位置なので
画質にこだわりがある人にはキツイと思います
がっつり機材を持ってしっかり写真を撮りたいという人には物足らないと思います
大きさの比較
EOS RとEOS RPとKiss 7の大きさを比較
EOS R | EOS RP | EOS Kiss 7 | |
本体サイズ | 135.8 x 98.3 x 84.4 mm | 132.5 x 85.0 x 70.0 mm | 116.8 × 90.7 ×69.4 mm |
RとRPをよく比較に出されていますがRの廉価版という感覚で間違い無いと思います
またソニーのα7IIIと比較すると軽さと価格以外全て劣っている状態です
金額も倍くらいに跳ね上がります
お財布事情と相談した方がよさそうです
本体の大きさ感想
kiss7 手が小さい人でも持てるコンパクトサイズ
EOS RP 横幅は一回り大きくなって縦幅が小さくなった
(左)EOS RP (右)kiss 7
上から見るとこの大きさの差があります
はじめ比較して大きいなと感じましたが使っていると手に馴染む大きさでかなり使いやすいです
ダイアルも手元を見ないでファインダーをのぞいたまま設定変更が感覚的に可能です
(左)EOS RP (右)kiss 7
ちょっと横にブレがちですが、片手で撮影しない限り
Kiss 7と同じ位の大きさなのですぐに慣れる大きさです
重さについて
Kiss 7では24mmのパンケーキレンズを付けて写真を手軽にとっていたため
軽さが結構重要な人にはRPでも問題ありません
それにしてもKiss 7 軽い!比較しても圧倒的な軽さ!
EOS RP フルサイズなだけあって少しずっしり
EOS R | EOS RP | EOS Kiss 7 | |
重量 | 580g | 440g | 407g |
RPも長時間首から下げていても疲れない程度の重さです
望遠レンズの70-300mm を付けたままだとプラプラするのでちょっと怖いですが
重すぎてきついとは思いません
パンケーキレンズ24mm と望遠レンズ70-300mmを持って遊びに出かけても1日中動けます
使用レンズについて
新しく採用されたRFマウントのレンズはまだ持っていないのでEFレンズを使用しています
EF-S24mm F2.8 STM(パンケーキレンズ)
人物撮影から料理や風景など幅広い用途で使用しています
APSCレンズなので35mm(フルサイズ換算)38mm相当となります
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM(隠れLレンズ)
望遠レンズですがAFが早くキッチリ撮れるので隠れLレンズと噂されているレンズです
このレンズ6万前後で購入出来ますが買ってよかったと思うレンズの1つです
EF→RF変換アダプターが出ていますのでEFレンズをそのまま使用できます
RFレンズが無くても十分に楽しむことが出来ます
バッテリーの持ち
最大の関心の1つバッテリーの持ちについてまとめました
Kiss7は1日中撮影するだけなら問題ない(夜間はほぼ撮影できないため)
EOS RP ライブビューモニターを使わなければ1日中撮影可能(夜間でも撮影可能)
EOS R | EOS RP | EOS Kiss 7 | |
撮影枚数 | 370枚 | 250枚 | 480枚 |
バッテリー | LP-E6N | LP-E17 | LP-E12 |
容量 | 1865mAh | 1040mAh | 875mAh |
バッテリーの持ちが良くないと言われるRPですがファインダーだけ使って撮影すると案外撮れます
ライブビューモニターを使うと朝から夕方くらいでバッテリーが切れる感じです
予備バッテリーがあると良いです
私は予備を2つ持って3つ体制で運用しています
ファインダーでの撮影を中心にすると1泊2日だと2つ目の半分くらいしか使いませんでした
RPのメリットとデメリットのまとめ
デメリット
バッテリー
RPのデメリットで目につくのはバッテリーです
専用のバッテリーグリップを使うのも良いですが
軽量なRPを選んでいるのですから予備のバッテリーをお勧めします
私は3つ体制で運用していますが全てが切れて撮影が出来ないという事は1度もありません
RFレンズ
新しいRFマウントを採用しているのですがRFレンズの種類あまりありません
高いレンズは沢山出ていますが安いレンズはまだ先の話みたいで
RF35mm F1.8 MACRO IS STMくらいしか安く買えない状態です
その安いレンズも定価は6万ですがかなりボケが出るので初めの1本に欲しいです
出来上がりの写真はやはり差が出ます
ワンランク上を目指している人にはかなりおすすめです
変換マウント
EFレンズを変換マウントを使用して撮影をしなければいけません
EF→RF変換マウントを付けるのでその分重さは増します
私はコントロールリング付きの変換アダプターを使用していますが、
コントロールリングを使う事がないです
とはいえパンケーキレンズよりは軽いです
変換マウント | EF-S24mm F2.8 STM | |
重量 | 110g | 125g |
メリット
本体が安い
フルサイズ機を使ってみたい人や初心者でもオススメできます
今からKissシリーズを検討している人はEOS RPの購入も検討してみる価値はあります
実際写真を撮り比べると段違いです
Rは圧倒的に高いけどRPとkissシリーズならさほど差がありません
Kissシリーズにはフラッシュが付いていますがRとRPには付いていません
多用する人は注意が必要です
190825現在 | EOS R | EOS RP | EOS Kiss X10 |
本体価格 | ¥170,781 | ¥119,636 | ¥73,530 |
夜間撮影が可能
Kiss 7ではほとんど撮影が出来なかった夜間撮影が簡単に出来るようになりました
比較してみると暗い場所につい良いのはEOS Rです
性能をフルに活かすにはF1.2のレンズが必要ですが
測距輝度範囲 | |
Kiss 7 | EV 1~18(常温・ISO100) |
R | EV-6~18(F1.2、常温・ISO100・ワンショットAF) |
RP | EV-5~18(F1.2・中央測距点・常温・ISO100・ワンショットAF) |
α7III | EV-3~20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
測距輝度範囲
オートフォーカスセンサーが正しく稼働することができる露出値の範囲のことです
測距輝度範囲は下限値と上限値をEV値と呼び、
下限値が低いほど暗い所でもオートフォーカスが機能します
今まで撮影が困難だった状態で撮影できるようになると感動しますよ
不満点
使用していて感じるのは安いRFレンズが無いことです
今あるものは価格が5万以上のレンズばかりです
社外品もあまり出ていないのでこれからという状態です
RFマウントの安価な24mmのパンケーキレンズを早急に開発してもらいたいです
バッテリーの持ちもあまり良くありませんが予備バッテリーを持った方が良いです
Rについていたダストカバーも付いていないので後継機には絶対つけるべきだと思います
使用して感じた不満点はこの3つくらいです
まとめ
EOS RPはKiss7 が高級になって帰ってきたという感じです
性能面では申し分ありません
写真の腕は同じでも出来ることが増えるので写真を撮る楽しみは増えます
バッテリーは追加で2つ購入して3つ体制にすれば2泊3日でも余裕です
夜に強いので夜景、花火、天体などでも幅広く活躍してくれます
カメラ選びはそれぞれ必要なものが変わるので参考になればと思います
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