米国高配当株ETFのVYMは暴落対策になるのか

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新型感染症や先物原油のマイナスなど株価がだいぶ下落したことはみなさんご存知だと思います。

下落した株価を眺めつつ自分の含み損が増えていくのをじっと耐えられる人はあまりいないと思います。

今回は下落時でも配当金がもらえるETFのVYMについて考察しました。

目次

VYMとは

S&P500の高配当利回り上位420銘柄に投資するETF

高配当大型株を中心にしておりREITが含まれていない。

経費:0.06%

分配金利回り:3.62%

運用会社:バンガード・インベストメンツ

分散投資しつつも配当金が欲しいと言う人にむいています。

メリット

経費がものすごく安い

経費が安いと言うことはそれだけリターンが高くなると言うことです。

100万円運用した時の手数料は0.06%(1.6円/日)年間で600円と格安で運用が可能です。

経費が安いと言うことはその分リターンが期待できます。

配当金が出る

年平均5%前後の配当金が年4回(3月、6月、9月、12月)

VYM:$2.8418(2019年度合計)(年4回)

2020年は3月分のみで$0.5544となっています。

今回の下落した状態でもしっかりと配当がありました。

自動リバランス

構成銘柄は時価総額加重平均を使用して1年に1度リバランスをしてくれます。

自分で400社以上のリバランスをするのは大変な作業ですが、

全て格安な手数料だけで処理してくれるのでリバランスの麺だけをみても非常にお得です。

自分で400社以上の会社を1つづつ見直していくのは非常に時間がかかりますし、

大変ですのでありがたいと思います。

お勧めな人

理由はこの2つです

・3%以上の高い分配利回りでリターンが10年で12%

・高配当株ETFなのに銘柄数が400前後なので分散投資可能

大型高配当株で増配が期待できる銘柄に分散投資をしたい人にはお勧めです。

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デメリット

2重課税問題

アメリカと日本で両方税金がかかるので二重課税となってしまいます。

アメリカ株の配当を受け取るため日本とアメリカの2つの国で税金がかかります。

再投資と違い分配金を受け取るので税金が課税される仕組みとなっています。

確定申告時に外国税額控除を使うことでアメリカで課税された分の1部は取り戻す事が可能です。

重い税金のイラスト

投資効率が悪い

S&P500より利益率が劣ります。

資産を効率的に増やすという点ではあまりオススメできませんが、

配当金が出るので不労所得の収入を得ることが出来ます。

配当金収入は欲しいけど個別株は面倒という人にはオススメの投資方法ではないかと思います。

構成銘柄

時価総額加重平均を使用していて1年に1度リバランスをします。

コロナショックのような暴落局面では緊急的にリバランスをする場合もあります。

時価総額加重平均とは会社の時価総額が大きいものの比率が大きくなります。

大企業の構成比率が高くなると思ってください。

配当貴族と呼ばれる連続増配株も多く含まれています。

現在は

ヘルスケア

金融

消費財

テクノロジー

この4つで50%以上を占めています。

しかし400銘柄に分散している状態です。

暴落に弱い

暴落に弱いと言われています。

今回のコロナショックで最大で24%の下落が見られました。

現在は株価上昇に伴い回復中です。

私が投資している高配当ETFで比較してみると

SPYD 

HDV

VYM

この3つを購入しています。

最大の下落率はSPYDで一時期40%以上下落しました。

下落率は体感的にこんな感じの並びでした。

SPYD>HDV=VYM

回復力が気になると思いますが、反発する時はそれぞれの特徴が出ていると思いました。

HDV>VYM>>SPYD

このような感じになります。

HDVは3月の反発上昇のときにプラスになることもありました。

しかしVYMとSPYDはマイナスのままでした。

暴落に弱いと言われればその通りです。

しかし反発力もあるので安売りセールに突入したと考え普段より割増程度で、

長期投資を続けていきたいです。

暴落対策について

暴落に弱いとされていますが株価が上昇すると

反発するので下がったら下がりっぱなしというわけではありません。

長期投資の場合は分配金の方がきがかりです。

高い分配金を維持するために緊急でリバランスをしてくれるので分配金が少し減った程度

では気にしなくて良いとお思います。

個別株を持っているよりはるかに安心と言えるので暴落対策として持っていても良いと考えています。

相性の良い銘柄

人それぞれですが私はSPYDとHDVと合わせて購入しています。

ヘルスケア

金融

資本財

の3分野が主流となりますが、15%以下となるため十分な分散が可能です。

SPYDはちょっとと言う人も多いですが、

下落率が大きいと言うことはそれだけ割安で購入できると言うことです。

長期的にはチャンスだと思いますので私は合わせて購入しています。

3つを並行して購入する場合はこちらの記事が参考になると思います。

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まとめ

良い面は

経費が安く配当金が出ることです。

高い配当で分散投資が可能なETFを探している人は投資対象に加えてみても良いと思います。

悪い面として

2重課税の問題や投資効率が悪いと言う点があります。

分散効果をさらに高めるためにSPYDやHDVと合わせて投資するのも良い案だと思います。

暴落時は多少下落しますが、個別株と違い倒産リスクも低く自動でリバランスもしてくれるので、

この面を見ただけでも暴落対策となっていると思います。

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