お得感がかなりある中古ノートPCのPanasonic Let’s note CF-SX4ですが、
写真の加工が少し重いなと思うように感じるようになりました。
そこでメモリーを標準の4GBから限界8GBを超え16GBに増設してみました。
Panasonic Let’s note CF-NX4のメモリーを 8GBに増設する方法は結構ありますが、
16GBに増設した記事がみつからなかったのでまとめました。
分解の時に起きた問題や解決方法も載せておきます。
基本情報
CPU:Core i5 5300U 2.3GHz
メモリー:4GB
HDD:320GB
モニター:12.1インチ 1600×900
今回使用したメモリー: シリコンパワー PC3L-12800 DDR3L-1600 低電圧版 1.35V 8G×2枚
一時期品切れが続いていましたが、現在はどちらの通販サイトでも購入可能です。
増設可能なポートについて
今回は4Gを8G2枚の16Gに増設するので分解が必要となります。
分解はちょっとという人は底部のパネルに1枚メモリーを
増設できる空きスロットがあるのそこに入れるだけです。
この場合は内部に4G増設分が最大8Gとなるので12Gとなります。
分解する前は手をよく洗って静電気除去と油を洗っておいた方が良いです。
静電気が心配なら専用の対策品があるのでこれを使えば真冬の絨毯の上でも作業可能です。
分解についてはネジを外していくだけなので大したことはありません
ネジマップについて
ネジマップってなに?という人も居ると思いますが簡単に言えば外した
ネジの場所がすぐにわかるような工夫のことです。
一番簡単で確実なものはパソコンの底部をスキャナーでスキャンします。
100均で売ってるシートマグネットでも代用可能ですが、ネジを張り付けられるようにします。
これが一番簡単で使いやすいと思います。
紙なので文字もかけるのでメモを書くことも可能です。
慣れてくるとネジマップ無くても分解と組み立てが可能です。
普段分解しない人は準備した方がいいです。
私はティッシュの箱で適当に作成しましたが、ネジの場所さえ理解出来れば適当で良いと言えます。
本体の分解
分解に必要な物は精密ドライバの+とピンセット位です。
しかし分解にはコツが必要です。
底部のネジを外した後DVDのネジを外しますが、1か所外さない方が良いネジもあります。
×の部分は外さない方が後の作業がはかどります。
〇の部分は外さないといけません!
よくわからない部品
知らずに外した私は分解と組み立てを2回繰り返すことになりました。
この小さな部品なんだか知っていますか?
私は知りませんでした!
はじめピンが抜ける意味が分からず完全に放置したまま組み入れました。
案の定ピンが抜けて中でカラカラ音を立てていたので再度分解しを2回繰り返しました。
おかしいと思い先にネジ止めしてしまおうと思い先にネジを閉めたらやっと理解できたのです。
DVDドライブの蓋を開ける部品だったのです。
キーボードを外す時の注意点
本体のネジとDVDのネジを外したらキーボードを分離することが出来ます。
画面を180度水平の状態にしてから画面根本の部分を持ち上げるだけで外れます。
非常に簡単な構造なのでびっくりすると思います。
しかし手元に罠が待ち構えています!
赤枠で囲った部分は本体の基盤と繋がっているので丁寧に外す必要があります。
・キーボードとタッチパネルのケーブル(一番太いやつ)
・DVDの開閉装置(上の注意を守れば付いたまま)
・DVDドライブ(DVD関連のスイッチ)
この3つを外すと無事キーボードと本体が分離出来ます。
*開閉装置のピンが落ちることがあるので気を付けてください。
メモリーの増設
キーボードを無事分離するとメモリーが見えます。
赤枠がメモリーですが、慣れているのであれば分離せずにメモリーだけ差し替えて、
戻す作業をすると簡単に作業が終わります。
メモリーを入れる場所は裏面にもありますが、
ネジを外した時に見えるので大体予想できると思います。
ここに8Gを1枚と裏に8Gを1枚で合計16Gの増設が完了です。
またファンの掃除、内臓電池の交換、CPUグリス塗り直しなどをする場合は分離してください。
黄色枠で囲ってある部分は白いテーブを真上に引くと外れます。
ディスプレーのケーブルですが不用意に触ると画面のちらつきなどが出る場合があるので、
メモリー増設だけならそっとしておいた方が後々泣かずに済みます。
組み立て
組み立て時には別の注意が必要です。
ケーブルを抜いたけど戻し忘れや、変な位置で押してしまいパーツが破損する、
ネジの長さを間違えて基盤を傷つける等などアクシデントが隠れています。
今回のアクシデントはスイッチの戻し忘れとディスプレーケーブルを抜いたあとのちらつきです。
赤枠のスイッチは比較的見つけやすいですが、
L字のスイッチを基盤の下に潜り込ませるように配置すると1発で決まります!
画面のちらつき
深刻だったのは画面のちらつきの方です。
無事組み立てて再起動したところ普通に16GBに認識され万歳をしていたところ、
アップデートのお知らせが来たのでついでにアップデートした直後からおかしくなりました。
診断ではSSDの部分にエラーが出ていたのでケーブルの戻し忘れかと思いましたが違いました。
原因がわからないので再度分解と組み立てを行っても改善されず、
ヤッテシマッタ?と悩み最後にアップデートしたことを思い出しました。
まさかとは思いつつ前のVrに戻したら何事もなかったかのように動作しました!
おかげでこの記事が書けているわけです。
今回使用した機材
Panasonic Let’s note CF-SX4 (中古:3万~)
記事を読んだけど難しそうだなと思った人におすすめなメモリー16G増設モデルはこちらです。
記事の作業をしなくて初めから16Gに増設されています!
シリコンパワー PC3L-12800 DDR3L-1600 低電圧版 1.35V 8G×2枚
パソコン本体はSSDの有無やOS、オフィスなどの付属品が多ければ高くなります。
メモリーはある程度の値段のものを購入した方が良いです。
私は以前に使用経験があり、耐久性、製品の永久保証で信頼と安心のシリコンパワー製を選びました。
あまり安いものだと不具合も報告されているので注意が必要です。
あわせて読みたい記事
SSDが壊れたのでキオクシア製SSDに換装したので感想記事はこちら。
アップデート後に不具合が起きたため解決した記事はこちら。
まとめ
中古ノートPCですがまだまだ使用できます。
そしてSSDとメモリーを増設することによりお得で、性能良しのPCが手に入ります。
お金がないけどPCが必要という人はその辺の激安PCより安定の Let’s noteをお勧めします。
SXシリーズは結構安く売られています。
コメント
コメント一覧 (2件)
基本情報の所にあるアマゾンで販売しているメモリへのリンク(増設可能なポートについてのすぐ上にあるいますぐ購入と有る所)はデスクトップ用のメモリであり
ノートブック用ではありません。
ご指摘ありがとうございます。240ピンだったものを204ピンに修正しました。